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150年以上も生きる桶「藤井製桶所」

150年以上も生きる桶
「藤井製桶所」

DATA
株式会社ウッドワーク(藤井製桶所)
大阪府堺市上117

生活の変化によって減少していった製桶所

意外なことに、日本で木製の大桶を作ることのできるところは数少ない。
そもそも日本で木製の桶が使われるようになったのは、平安時代だといわれている。その汎用性から、広く一般に浸透し、江戸時代、明治時代ごろまでは各家庭に必ず1つはあるものだった。

しかし時代とともに、家庭でも酒蔵でもしょうゆ屋でも、その姿を見ることは少なくなっていった。
桶を作る職人も数が減り、いまでは数えるほどしかいない。
「藤井製桶所」は、その数少ない製桶所のひとつだ。

繰り返し使うことができる木桶

そんなふうに姿を消しつつあった製桶所だが、藤井製桶所の三代目を務める上芝雄史さんによれば、15年ぐらい前からじわじわと木桶の見直しが始まったという。
酒屋の杜氏が、どうしても木の桶で仕込みたいと言ってきたり、昔のように味噌やしょうゆ、漬物なども木桶を使いたいという人が増えてきたのだそうだ。木桶は、微生物たちが暮らしやすいため、どんな材質の桶よりも発酵に適している。先人の知恵を見直そうと考えれば、木桶に行き着くわけである。

そのうえ桶は寿命が長い。まず、酒蔵で使うような大桶を作る。それがだいたい30年ぐらいの寿命。しかし、そこで終わらない。傷んだ大桶は、板を変えたり、削りなおしたりして、今度はしょうゆ屋や味噌屋が使う。
大きな桶はだんだんと小さくなりながら、150年も生きる。リサイクルを繰り返しながら、人間よりも長く生きていくのである。

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