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古きよき日本を体現する柳行李「たくみ工芸」

古きよき日本を体現する柳行李
「たくみ工芸」

DATA
たくみ工芸
兵庫県豊岡市出石町魚屋99
http://yanagikouri.com/

正倉院にも残されている工芸技術

兵庫県には、豊岡市を中心に、伝統工芸「豊岡杞柳(きりゅう)細工」が伝わっている。豊岡杞柳細工とは、一般にいう「柳行李」のこと。丈夫で軽く、通気性もよいことから、古くから衣類をしまったり、旅の荷物を運ぶ際に重宝された。現在では、行李だけでなくバスケットやバッグも編まれ、いまでも愛好者は多い。
豊岡杞柳細工の歴史は古く、一説では、1世紀に新羅の王子、天日槍命(あめのひぼこのみこと)が伝授したものだともいわれている。実際に、奈良時代に作られた「但馬国産柳箱」が東大寺の正倉院に残されていることから、少なくとも1200年以上も前から作られていたものであることは確かだ。
豊岡杞柳細工がその名を高めたのは、江戸時代に入ってから。もともと豊岡市一帯は、杞柳細工の材料となるコリヤナギの自生地。積雪のため農作業のできない冬季の副業として、杞柳細工が盛んになった地域だ。それが藩の一大産業として奨励され、1763年に専売制が確立、それによって「豊岡の柳行李」として江戸をはじめ全国で使われるようになった。

機能的で美しい豊岡杞柳細工

さらに近年に入ってからは、「ナルちゃんバッグ」としても有名に。「ナルちゃん」とは、ご存知、皇太子さまのこと。1965年ごろ、皇太子さまが学習院幼稚園時代にご愛用した籐のバスケットが「かわいい」と話題になり、一躍大流行したのである。雅子さまも、紀柳製品のバッグを愛用されているとか。
そんな紀柳細工の伝統をいまに残す工房のひとつが、「たくみ工芸」だ。ここでは、伝統工芸士に認定されている寺内卓己さんが、ひとつひとつ手作業で行李などの製品を作り上げる。
少々値段ははるが、その繊細さ、機能性、そして芸術性には、何ものにも代えがたい魅力がある。
日本の風土に合い、昔から生活のなかで使われてきた杞柳細工。身近に置いてみれば、古きよき日本の姿を感じることができるかもしれない。

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