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いぶし銀の輝きを生み出す「光洋製瓦」

いぶし銀の輝きを生み出す
「光洋製瓦」

DATA
光洋製瓦株式会社
兵庫県姫路市船津町5241-5
http://www.eonet.ne.jp/~koyoseiga/

強く美しい瓦

「光洋製瓦」のある姫路市船津町周辺は、溶質の粘土が多い土地。その特性を活かして、古くから瓦作りがおこなわれていた。とくに1800年に入ってからは、姫路藩の御用瓦師だった小林又右衛門が船津村に窯を開き、そこで作られる「神崎瓦」は全国に流通していった。

光洋製瓦では、いまもその伝統を守って瓦作りをしている。その特徴のひとつが「いぶし瓦」。瓦を焼き締める最後の工程で、瓦をいぶすことで、表面に炭素の被膜をつくる。そうすることで、雨や雪などによる損傷が少ない、丈夫な瓦ができる。しかし、「いぶし瓦」というからには、耐久性をあげるだけではない。いぶすという工程のおかげで、銀色に輝く美しい瓦に仕上がるのである。

鬼瓦の伝統を受け継ぐ鬼師

「鬼師」(おにし)という存在をご存知だろうか。城郭や寺院建築の鬼瓦など装飾的な瓦、いわゆる「役瓦」を作る職人さんのことをいう。光洋製瓦に籍をおく鬼師、2代目・横井一巳さんもその1人。熟練の技を活かし、いくつもの文化財の復旧などに尽力している。
姫路城がユネスコ世界遺産に登録されたことを記念して、城見台公園に設置された2mの鯱瓦(しゃちがわら)も、横井さんが製作したもの。これは大天守の鯱瓦を原寸大に復元したものだが、間近で見ると、その光り輝く美しさは驚くほどだ。

伝統を守り、古きよきものを再現しながらも、前を向いて時代に合ったものを生み出す。そういう意味で、つねに新しさを追い求めねばならない職人の道には、終わりがない。古さと新しさが融合した現代の瓦が、ここで作られているのだ。

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