日本最古の牛が生まれた地「岡山」津山が誇るご当地B級グルメ「ホルモンうどん」

津山が誇るご当地B級グルメ
「ホルモンうどん」

老舗食堂の名物料理

大阪ならタコ焼き、名古屋なら味噌カツ、博多ならラーメン、仙台なら牛タン、宇都宮ならギョウザ…。全国津々浦々に存在するご当地グルメ。ここ津山市にも、そんなB級ご当地グルメが存在する。
その名も「ホルモンうどん」。
2009年度の「B-1グランプリ」(B級ご当地グルメの祭典)で第3位を獲得してからというもの、津山の新名物として盛り上がりを見せている。だが、その発祥は意外と古い。もともとこの地方は黒毛和牛の飼育が盛んな地域。新鮮なホルモンを鉄板焼きにして食べることが日常的だった。そこに持ってきて、30~40年ほど前から、酒のシメにホルモンを具にした焼うどんを食べるのが定着しだしたのだという。2005年に岡山で国体が開かれるのを機に、津山ではこのホルモンうどんをご当地グルメとして売り出すことにした。その旗振り役の1人が、ここ橋野食堂のご主人。橋野食堂では、30年近く前からホルモンうどんが人気メニュー。まさにブームの牽引者だ。この橋野食堂、なんと創業120年だという。老舗だけど、気兼ねなく入れるアットホームな雰囲気。店主のお人柄もまた温かい。
さて、お待ちかねのホルモンうどん。まずは、ジュージューに熱せられた鉄板に、新鮮なホルモンを乗せる。そこにネギやもやし、そしてうどん2玉を加えて炒めて…、最後に、自家製ピリ辛の味噌ダレをからめてできあがり。
やわらかなホルモンは、ひと口かめばフワッと口のなかでとろけるジューシーさ。ホルモンから出た脂とタレがうどんとよく絡んでうまい。しかもこれだけボリューム満点なのに、お値段はたったの770円!ちなみに、津山では「ホルモンうどん屋」というのは存在せず、あくまでメニューの一品。さまざまなお店で提供していて、タレや具材もお店によって違うので、食べくらべをしてみるのも一興だ。

ACCESS

橋野食堂
岡山県津山市川崎549-9
URL http://hashinoshokudo.web.fc2.com/index.html