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水がめの代表選手 石見焼

水がめの代表選手 石見焼

DATA
石見焼
島根県江津市

大がめの歴史ある産地

「昔、おばあちゃんの家にあった味噌や梅ぼしを保存していた陶器」といえば、大体の見た目が分かるだろうか。ここ石見地方は、そんな大がめの産地として古くから知られた場所。
水道が引かれる前は、家庭には水をためておく大きな水がめが必需品だったが、石見焼はその水がめの代表選手でもある。江戸時代末期には北前船によって全国に出荷され、「石見のはんど」(大がめは“はんどう”とも呼ばれていた)として親しまれてきた。
その特徴は、水気に強い粘土を使い、他の焼き物にはない「しの作り」という独特の技法で大型陶器を作ること。大はんどうを作るには、200キロの粘土を使って形にするまでに3人がかりで約1カ月もかかるというからスゴイ。
「しの作り」では、まず粘土を腕よりも太い紐状にする。それを肩にかつぐようにしてろくろの上に積み上げ、2人の引き手がろくろの綱を引っ張ってゆっくりまわしていく。ポイントは、息を合わせて綱引きをするように引くこと。これを、はんどうの底、腰、肩と順番に7~8回繰り返して、ようやく完成だ。
大がめの需要が減った現在でも、この伝統技法を残すため、石見では「しの作り」で定期的に大がめを作っているという。

手仕事の“ぬくもり”

昭和22(1947)年から石見焼に携わっている宮内謙一さんは、この道60年以上の大ベテラン。2000年には伝統工芸士の認定を受けている。
素朴で温かみのある風合い、そして耐久性にすぐれた堅牢な品質――そう、石見焼の本領発揮は、やはり大物でこそ。ということで、中田も水がめ作りにチャレンジ。良質な粘土を使い、丁寧に形を整え、1300℃の高温で焼き上げる。
昔ながらの手仕事には、工業品にはない“ぬくもり”がある。近年では安価なプラスチックに押されて大物陶器の需要が減ってしまったが、この“ぬくもり”は大切にしていきたい。

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