伝統の別府竹細工に新風を吹き込む大分は真竹の生産量が日本一。その竹を使い、国の伝統工芸品に指定されている別府竹細工は、室町時代に行商用の籠を作って売り出したのが始まりとされている。 |
世界へ発信する文化として中田が訪れたのは、竹芸家・中臣一さんの工房。竹を割り、編んで行く工程を一から見せていただく。竹と竹の間隔を精密に計算しながら編んでいく作業は、実に精密だ。中臣さんの代表的な作品のひとつに「Prism」というものがある。5mmほどの竹の部材を組み合わせて作られるこの作品は、一見竹細工には見えない斬新なもの。伝統の技を受け継ぐだけではなく、時代にあったプロダクトへと進化させるデザイン力を養い、世の中に広める場を開拓する力を身につけなくてはと語る彼らは、国内・海外にも積極的に作品を出展している。これからも是非、時流にマッチしたデザインの作品を生み出し広めて欲しい。 |
ACCESS
- 竹芸家 中臣一
- 大分県由布市
- URL http://www.h-nakatomi.com/