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漆芸家 藤田正堂さん

ガラス細工のような透明感
「漆芸家 藤田正堂さん」

DATA

青森県弘前市青山3-14-2

青森を代表する漆芸家

キリっとしたスタイル。そのフォルムをさらに引き立たせるのが漆の色だ。朱は華やかな色合いを加え、黒などの色はグッと作品の雰囲気を引き締める。
 作者は藤田正堂さん。昭和33年に、津軽塗を代表する作家である藤田清正さんのもとに生まれ、香川の漆芸研究所に学んだのち、人間国宝である磯井正美さんに師事した。その後弘前市に戻り作品を作り続け、日本伝統工芸展をはじめとした展覧会で数々の賞を受賞している漆芸家だ。

透明感のある繊細さ

藤田さんの作品の特徴はさきほどもいったように、キリッとした存在感だ。さらにいうならば「透明感」である。だからシンとした雰囲気がある。それを可能にしているのが蒟醤(きんま)という技法だ。蒟醤というのは藤田さんが学んだ香川漆器の代表的な技法。何度も塗り重ねた漆の表面に模様を線彫りして色漆を象嵌する。それを表面が平らになるまで磨き上げる。そうすることでまるでガラス細工のような繊細さを表現することができるのだ。

彫りと色つけを体験

工房に移り、さまざまな工程のものを見せていただいたあとに、漆の板に彫りを入れる作業を体験。漆を塗ってからの日数によって、刃の入る柔らかさが違うのだという。日が浅ければ柔らかく、年数を経たものはかたい。それによっても風合いが変わってくるのだそうだ。最後に色つけの作業も体験させてもらった。漆に混ぜるものとしてよく使われるのは顔料だが、藤田さんは染料を入れたものを使うことが多いという。それが藤田さんの作品の透明感を醸し出しているのだ。
 ひと口に漆といっても、朴訥なものから、繊細な細工の入ったものまで幅広い。藤田さんの透明感のある繊細な作品は、現代の生活スタイルにあった作品として高く評価されている。

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