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ねぷた絵師 三浦呑龍さん

青森の夏を彩るねぷた
「ねぷた絵師 三浦呑龍さん」

DATA
津軽錦絵作家協会

弘前、夏の風物詩「ねぷた」

青森弘前の夏の風物詩のいえば、ねぷた。三国志や水滸伝、源平合戦などに登場する歴史上の武者を題材にした勇壮で華麗なねぷたが城下町弘前を練り歩く。ねぷたの数は大小合わせて80以上といわれ、その圧倒的な迫力が見るものを魅了する。
 1980年に国の重要無形民俗文化財に指定された弘前ねぷた。その起源は諸説あって定かではないが、「眠り流し」という農民行事から生まれたといわれることが多い。忙しい農作業のなかで襲ってくる睡魔を払い、厄災を村から追い払う行事だ。その眠り流しが、ねむたながし、ねむたと変わっていき、現在のようにねぷたとなったのではないかといわれる。

大迫力の武者絵

弘前のねぷたは扇形のものが主流。青森ねぷたで見られるような張り子の組ねぷたは弘前では1割程度だ。扇ねぷたは前面を勇壮な鏡絵で飾り、見送りといわれる後ろ側は対照的に女性が描かれるなどして幽玄な雰囲気を醸し出して弘前の夏を彩る。
 今回お伺いしたのはねぷた絵師として活躍し、津軽錦絵作家協会会長も務める三浦呑龍さん。取材をしたときには床いっぱいに描きかけの武者絵が広がっていた。「いわゆる日本画や錦絵からすれば、この空間にこれだけの武者がいることはないと思います。でもねぷたは迫力がないといけない。ねぷた特有のデフォルメで迫力のある絵を描く。そこが魅力であり、難しいところです」と三浦さんは言う。

街に住む人の気質が描かれる

「青森、弘前、五所川原の立ちねぷたとありますが、それぞれ描かれるものの特徴はあるんですか?」と中田が聞くと、「まったく違いますね」と三浦さんは答える。
「弘前は城下町ができて、殿様に見てもらうようなねぷたになった。だから武者の気質があって、その…、血が飛び交うようなものも粋なんですよ。弘前は勇ましいのが好まれますね」と言う。
 三浦さんは講習会などで、技術と伝統を次世代に伝えることにも尽力している。ある幼稚園では毎年、園児たちの目の前でねぷた絵を描いてみせている。「描いているとですね、園児たちの目がキラキラと輝いてくるんです」とうれしそうに話してくれる三浦さんの表情が印象的だった。

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