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熊本の焼き物「小代焼」

熊本の焼き物
「小代焼(しょうだいやき)」

DATA
小代焼 ふもと窯
荒尾市府本字古畑1728-2

江戸時代、寛永年間から続く伝統的な焼き物

 小代焼とは、小代山で取れる土を用いて作られる陶器で、江戸時代初期から作られてきた歴史ある焼き物だ。陶器は焼くと黒く焼き上がってしまうが、それをなんとかしたいと試行錯誤した結果、藁釉(藁を焼いた灰を主原料とする釉薬)を陶器に塗って焼くと白濁することにたどり着き、藁釉をかけるようになった。しかし、鉄分の多い小代粘土で作るため、粘土に含まれる鉄分が強すぎて青白く色付けされて仕上がる。小代焼独自の “流し掛け”という技法は、黒々とした陶器に青白い自由奔放に描かれたラインは素朴で力強い作風を生み出す。

先人の知恵の結晶である登窯

 工房の奥には何段も連なる登窯がある。一番下の窯に薪を入れ、1300度まで温度を上げたら非を止めて次の窯へ薪をくべる。1300度になった窯の隣の窯はその時点で1000度程度まで温度が上がっているので、薪をくべてあと300度あげれば良い。登窯の構造・余熱を上手く利用して効率よく順々に焼きあげていくのは先人の知恵だ。

一人前になるには「湯呑み一万個」

 小代焼の基本形は湯呑み。ろくろで丁寧に形作られた湯呑みを開いていくと茶碗になり、さらに開いていくと皿になる。職人として一人前になるまでには「湯呑み一万個」と言われているそうだ。また、徳利や一輪ざしのような“袋もの”と呼ばれるデザインの物を作れるようになるには最低でも3年はかかる。陶芸体験を終えて、小代焼 ふもと窯初代・井上泰秋さんは「ちょっと体験して、作ってみると違うよね。これ(器)ってこんな風にできているんだぁ、とかね」と笑顔で語ってくれた。
素朴で力強い小代焼の作風は、作者のキャラクターも反映されているのかもしれない。

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