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器に凝縮された作家の魂を感じて 「工芸家 武田享恵さん」

器に凝縮された作家の魂を感じて
「工芸家 武田享恵さん」

DATA
金工/武田享恵さん
札幌市東区丘珠町712-82  ATELIER REM
http://www.takae-art.com/index_j.php

工芸家として器に魂を吹き込む

金属工芸家の武田亨恵さんは、鉄やアルミを用いて器やオブジェを制作している。工房にはダイナミックなオブジェと繊細な器が並ぶ。「丸みがあって温かみがあるけど、金属らしいシャープさもある。随所にセンスを感じる」と実際に手に取り、中田は述べた。工芸家でありながら、“彫刻”とも評される自身の作品について両者の狭間を考え続けてきたと話す。「工芸と彫刻の定義は何なのか、私なりの工芸の再定義。それが作品づくりの原点ともいえる。工芸は技術ではなく精神性。一つの器には作家の魂があり、無限の宇宙が広がっている」と武田さん。

見えない力、人の存在を表現したい

工房ではアルミの大きなオブジェに出会った。この作品のモチーフを尋ねると、「工芸は自分のもとを離れて使い手のところで初めて反応がある。その場で感動を共有できる音楽とは違う。この作品では音楽のように見た人と共有する意識を感じたかった」と教えてくれた。「人と人には見えない力が働いている。人の存在のありようを表現したい」と白い布を材質のイメージにしたこの作品では、それまでの鉄ではなく、アルミを起用した。工芸は素材と向きあうことが第一だ。

ぐい呑みづくりにチャレンジ

鍛金の経験がある中田。この日はぐい呑み作りを体験させてもらう。錫の表面を叩き、柄をつけていく作業から始まった。「(しぼり技法とは違い)叩いていてすぐに変化が出るのは楽しい。吹雪が舞っている感じとかを出せればいい」と、つかの間、金槌の音が響き渡った。叩く作業が終わると、金属を切り取り円柱に成形し、側面を溶接していく。「仮止めのように点で止めていく。ずっと火を当てていると穴が空いてしまうので、当てたら離すを繰り返す」と手ほどきを受けながら、溶接作業が終わり、ぐい呑みの形が出来上がっていった。

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