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手づくりの和食器が紡ぐストーリー 「陶芸家 橋本忍さん」

手づくりの和食器が紡ぐストーリー
「陶芸家 橋本忍さん」

DATA
陶芸/橋本忍さん
北海道札幌市白石区平和通9丁目北10-16(STUDIOTENSTONE)
http://hashimotoshinobu.com/

現代的な手づくりの和食器

札幌を拠点に活動する陶芸家の橋本忍さん。和食器や茶器を手づくりし、国内外で販売、年に数回は海外でも個展を開催している。陶芸に魅せられ、独自で札幌の狸小路でギャラリーをオープン。四苦八苦しながらここまでやってきた。「誰にも教わっていないから自由な作風」と語る作品は、現代的で味のある佇まい。実際に手に取ってみると、「全体的にしゅっとして、余分なものが削ぎ落とされている。強さを感じる」と中田。作品の中に作り手が投影されているようだと話した。

“直して使う”から物語が始まる

橋本さんの作品づくりで特筆すべきは、壊れた食器を直して使うことを大事にしている点だ。自身の作品は無料で修理を受けている。「直して使うのはすごいこと。作り手としてはこれ以上に嬉しいことはない。そこからまた新しいストーリーが始まっていく」と橋本さん。「普通は壊れてしまったら捨てる。これは貫入(陶磁器の釉薬(うわぐすり)の部分にでる小さいひび模様)からの文化かもしれない。相当時間もかかるし、手間もかかる」と中田も感心する。修理は場合によっては土を盛り替えて、再度焼く工程を経なければならない。

現代和食器の文化を海外でも披露

修理には金継ぎという方法もある。橋本さんはしていないが、橋本さんの直して使うスタンスに感化され、顧客の方で金継ぎの技術を習得した方もいるそうだ。個展では、一度壊してから金継ぎして再生させた作品も発表した。とても好評ですべて売れ切れたという。金継ぎによって価値がさらに高まるということは歴史的にもよくあることだ。こういった橋本さん独自の表現は海外でも好評で、最後はロンドンや台湾での個展にも話が及んだ。個人で活動する限りは障壁となるのは言葉の問題だが、「言葉は出来るに越したことはないが、器自体がすべてを語ってくれて、自分のしている仕事は言葉がなくてもいい仕事なのだと思える」と話してくれた。

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