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日本を代表する縄文文化の足跡 「井戸尻考古館」「茅野市尖石縄文考古館」

日本を代表する縄文文化の足跡
「井戸尻考古館」「茅野市尖石縄文考古館」

DATA
井戸尻考古館/茅野市尖石縄文考古館
長野県諏訪郡富士見町境7053/ 長野県茅野市豊平4734-132
http://www.city.chino.lg.jp/www/toppage/1444796190237/APM03000.html

岡本太郎も愛した縄文の土器

諏訪郡にあるのは日本を代表する縄文時代の遺跡・井戸尻遺跡。井戸尻考古館では出土した今から5000年前の貴重な土器や石器に加え、文様解読から明らかになった当時の世界観や宗教観を紹介している。館長の樋口誠司さんに案内してもらう。岡本太郎氏の「太陽の塔」のモデルになったといわれる「始祖女神像」や長野県宝に指定されている「水煙渦巻文深鉢」は必見だ。こちらはパリの美術展や大阪万博にも出展されて有名になったもの。華やかな装飾だが、「中にこげがあり、煮炊きに使ったことは分かっている」と樋口さんは説明する。

古(いにしえ)の世界観に触れる

重要文化財の「神像筒形土器」の上部にはタコの足のような流動的でダイナミックな装飾がある。「ギリシャ神話の造形を日本っぽくするとこうなるのかな」と中田。「縄文時代にも神話があって、その宗教観や世界観を形にしたのがこのような土器だ」と樋口さんは答えてくれた。モチーフにされているカエルやヘビという動物や生き物は月のものとして考えられており、「欠けてもまた新しく生まれ変わる月のように、その土器で調理されたものをいただくことで永遠の命を願った」という。40歳まで生きない当時の人々の死を見据えた視線の中から、これらの卓越した土器たちは生まれた。

万国共通の美しさ、縄文のビーナス

続いて茅野市尖石縄文考古館を訪問した。尖石遺跡の出土品をはじめ、八ヶ岳山麓から発掘された2000点あまりの貴重な考古資料を展示する。注目は2体の国宝の土偶だ。「国宝土偶縄文のビーナス」はハートのような造形が目を引く。縄文の美術品のなかで国宝になったのはわずか6点。「説明しなくてもこの美しさは世界共通だ」と館長の守矢昌文さん。中田が気になったのがキラキラとした輝きだ。守矢さんは「粘土に雲母をくわえて作っている」と教えてくれた。もう一体の「国宝土偶 仮面の女神」は、ビーナスの1000年後に作られたものだ。「丸みがあるが凛としている」と中田。造形がどことなく洗練され、古代の時の流れを感じさせる瞬間であった。

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