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緑茶の国の、国産紅茶「丸子紅茶」

緑茶の国の、国産紅茶
「丸子紅茶」

DATA
丸子ティーファクトリー 村松二六
静岡県静岡市

美味しい紅茶はミルクティでわかる

「いい紅茶、味のしっかりした紅茶じゃないと、ミルクの味に負けてしまうんです」
村松さんはそう言いながら、「丸子紅茶(まりここうちゃ)自慢の一品」という「紅富貴」のミルクティを出してくれた。
ひと口。ミルクの甘みのなかに、しっかりと紅茶の香りがたち、風味が鼻を抜ける。普段ミルクティをあまり飲まないという中田も、たちまちカップを空にしてしまった。

丸子紅茶は、純国産の紅茶を生産する会社。
紅茶といえば、世界でもっとも有名な紅茶ブランド「リプトン」を擁するイギリスが知られているし、茶葉の生産地もセイロン、アッサムといったインド周辺の土地が有名。日本産の紅茶というと、あまり馴染みがないかもしれない。

純国産紅茶をつくるために奔走した村松二六さん

国産紅茶の生産は、明治の初期に多田元吉という人物がアッサムから茶の原木を持ち帰ったのが始まりだ。もともと丸子の地で茶の生産に携わっていた元吉は、そこから紅茶の生産を始める。
その努力の甲斐あって、紅茶は輸出品として成功を収め、栽培も全国各地で行われるようになっていった。
しかし、戦争の動乱や戦後の紅茶輸入の自由化などによって国産紅茶の生産は下火になり、丸子の地に残ったアッサムの原木もその姿を消そうとしていた。そんなときに、元吉のアッサムの原木を守って、もう一度国産紅茶を作ろうと立ち上がったのが、ミルクティを出してくれた村松二六さんだ。

村松さんは積極的にスリランカへ足を運んだ。1989年から10年以上の歳月をかけて技術を学び、ようやく現在の丸子紅茶にたどり着いた。
薄い、味が浅いといった国産紅茶のイメージを払拭し、透明でありながら深い紅の色、しっかりと奥深い味わい、ふわりとたちのぼる香り、それらすべてをクリアした国産紅茶の開発に成功したのだ。
「紅富貴」「紅ひかり」「本山」という3種類の茶葉があるが、なかでも「紅富貴」は、やや値がはるものの「絶品!」と、紅茶通から大きな信頼を得ている。

純国産紅茶を全国に広めるために

村松さんは、こうして培った技術を全国に普及するため、全国各地を飛びまわり、生産者への講演や技術指導にも力を入れているという。

「社長は技術を企業秘密にしておかないで、みんなに教えちゃうんだ」と、社員の方が話してくださった。村松さんの守り続けた原木と研究の歴史が、国産の紅茶をより美味しくするために、各地で生かされているのだ。

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