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酵母を大事に酒を造る「明利酒類株式会社」

酵母を大事に酒を造る
「明利酒類株式会社」

DATA
明利酒類株式会社
茨城県水戸市元吉田町338番地
http://www.meirishurui.com/

 

小川酵母とM-310酵母。

日本酒を造るのに欠かせない「酵母」。その中に「小川酵母(協会10号酵母)」という東日本では多くの酒造が使用する酵母がある。この酵母を生み出したのが、茨城県水戸市に工場を構える明利酒類株式会社だ。
1952年、副社長であり研究者でもあった小川知可良博士が、東北中の酒造から集めたモロミからこの酵母を培養し分離することに成功した。東北の低温な気候でもよく発酵し酸味が少なく、優れた香気が特徴のため、長年にわたり吟醸酒など高級酒に使用されてきた。日本酒の一時代を支えてきた酵母なのだ。

M-310酵母で造る大吟醸酒。

中田が見せていただいたのは、その小川酵母にさらに改良を加えて完成した「M-310酵母」。310という数字は、水戸という意味だ。独特のフルーティーな香気がより高まり、酸が少ない。現在、明利酒類株式会社で作られる吟醸酒はすべてM-310酵母が使用されている。この日は、南部杜氏の熊谷杜氏に大吟醸酒のタンクを見せていただく。
「酵母が変わると、発酵の時間なども変わるのですか?」と中田。 「全然違いますね。M-310酵母の場合、ゆっくり発酵しますから、数日から10日くらい多く時間がかかることもあります。」この酵母と山田錦で作られる大吟醸酒は芳醇な香りとすっきりとした飲みやすい味わいだという。 「どの地域でも、その土地で生まれた酵母で酒造りをしたい。茨城なら、茨城の酵母を使うというのが主流になっています。」と熊谷杜氏。 酒造りをもって、各地域の個性を発揮する。日本酒ファンにとってこれほど楽しいことはないのかもしれない。

もうひとつの顔「百年梅酒」

明利酒類株式会社では、日本酒、焼酎、調味料、果実酒、ビールなど様々な酒を製造している。その中で、もうひとつの顔とも言える人気の酒が、「百年梅酒」だ。全国の酒造が集う大阪天満宮「天満天神梅酒大会」という梅酒の品評会において、日本一になった梅酒。梅を原酒で熟成させ、ブランデーと蜂蜜で仕上げた大変まろやかな味わいが特徴。
この「百年梅酒」と微炭酸を合わせた缶入りの梅酒も試飲させていただく。「梅の味がしっかりして美味しいです。ブランデーが入っているから程よくキレもありますね」と中田。明利酒類株式会社では、果実酒にも力を入れているということで、「乾杯のときにシャンパンの代わりになるような梅酒はどうでしょう?」と、中田と加藤社長の間でアイデアが飛び交っていた。 程よい甘さとしっかりした梅の味わいを楽しむ梅酒。愛される梅酒を目指し、商品開発が続けられている。

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