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東京で作る“東京牛乳”「ウエストランドファーム 清水陸央」

東京で作る“東京牛乳”
「ウエストランドファーム 清水陸央」

DATA
ウエストランドファーム・清水牧場
東京都西多摩郡瑞穂町長岡長谷部47

東京で作られる牛乳がある!?

牛乳といったら、広大な牧場にたくさんの牛がいて、というイメージがあるかもしれない。だから東京で作られる牛乳があるといったらびっくりするのではないだろうか。
東京で作られる牛乳、その名も「東京牛乳」は、東京都の多摩地域の酪農家が作る産地指定牛乳だ。酪農家が搾乳した生乳を、協同乳業が集乳して東京工場にて殺菌などの工程を踏んで製品として出荷している。搾乳から製品化まですべてを東京で行なっている、正真正銘の東京の牛乳なのだ。ただし多摩地区のスーパーでは販売されているもの、都心のスーパーではなかなか見かけることがない。それは大量に生産できないからだ。お話を聞いたウエストランドファーム代表の清水陸央さんは「ブランドとして認知をもっと広げたい」と話す。

牛が自ら搾乳器に入ってくる

ときはコクがあるのに、後味はさっぱりとしている。今度は搾りたての牛乳をいただく。こちらもとても美味しい。
この美味しさは、ウエストランドファームの搾乳器に秘密がある。何がその秘密かというと、牛が自ら搾乳ロボットに入ってくることなのだ。
オランダ製の搾乳ロボットは、餌が置いてあるロボットの囲いに牛が入ってくる形になっている。するとセンサーが乳部を感知して搾乳ホースをつなぎ、自動的搾乳が始まるというもの。しかも、首輪につけられたICチップで牛の乳量を管理し、牛の体調管理も行うことができる。

この搾乳ロボットを使うと、なぜおいしいのか?清水さんはこう話す。
「おいしい牛乳というのは、いい餌ともうひとついい環境から生まれるんです。普通の搾乳だとどうしても人間のサイクルに合わせて仕事をしなくてはいけない。これがストレスの原因。でもこのロボットは牛のサイクルに合わせて搾乳ができる。だからストレスなくおいしい牛乳が搾れるんですよ」


鮮度にはかなわない

そうして搾られた牛乳だが、一番おいしいのはやはりその場で飲むものだという。鮮度にはかなわないというのだ。いつも農場で搾りたての牛乳を、というわけにはいかないが、それでもやはり東京で牛乳を飲むなら、東京で絞られて、東京で製品化されたものが、鮮度がいい。そのためにも、ほかの農場と手をとりあって「東京牛乳」をさらにメジャーにさせていきたいという。
事実、企業からの引き合いは多いのだという。しかし過去に200軒ほどあった東京の農場は、現在60軒ほどに減っている。広大な大自然というわけにはいかず、すぐ近くには家があり、マンションだってある。しかし、東京の酪農家はそうした事情のなかに、どのように適応していくのかという問いへの挑戦しているのだ。この旅でも訪れてきたように、地域ごとに独自の牛乳がある。おいしい牛乳への創意工夫が、ここ東京の牧場でも行われているのだ。

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