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光り輝く茶碗「大樋焼 大樋長左衛門」

光り輝く茶碗
「大樋焼 大樋長左衛門」

DATA
大樋美術館
石川県金沢市橋場町2-17
http://www.ohimuseum.com/

美しい飴色の器

「楽焼」とは一般に、ろくろを使わずに手とへらだけで作った焼き物のことをいうが、狭義には千家十職の茶碗師である楽家の手法を用いた作品のことをいう。
大樋長左衛門(おおひちょうざえもん)さんが作る大樋焼は、その狭義での楽焼だ。

江戸の初期に加賀藩が茶堂として裏千家4代千宗家を招いた際に、楽家に学んだ陶工師の長左衛門も加賀藩へやってきた。そのまま長左衛門は加賀に住み陶器を作り続け、のちに地名から大樋という姓をもらい、現在にまで続く名門となったのだ。
大樋焼の特徴は、飴釉を使ったために出る、輝き。
シンプルなデザイン、シンプルな色使いの作品が多いが、その輝きにより存在感が浮き出てくる。

歴代の作品が揃う大樋美術館

現在の大樋長左衛門さんは1949年に東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後、作陶の道に入り、数々の名品を残し、輝かしい受賞歴を持つ名人。
その作品は国内のみならず、アジア、ヨーロッパ、アメリカの諸外国でも評価が高く、さまざまな美術館に所蔵されている。現在は、デザイナーであり陶芸家でもある息子の大樋年雄さんとともに、制作に励んでいる。

歴代の大樋焼きや茶道具を展示している「大樋美術館」。大樋年雄さんに案内していただき、作者によって、様々な飴色があると伺う。

見極めるということ

大樋長左衛門さんに「良い茶碗というのは、どう見分ればいいのですか」と、問いかける中田。
「多くの経験がなくては、物を見極めることはできないでしょうね。そして、素晴らしい作家の作品でも、全てが良いということでもないですね。」
大樋長左衛門さんは、物事の捉え方について少しづつご自身の芸術論を話してくださった。

実際に、手びねりで高台を形作る作業を体験し、大樋長左衛門さんが形を整えたお茶碗に、中田が言葉を彫りこむ。そして、お茶碗の内側は大樋年雄さんに仕上げていただくことになった。

「私は若いころから、多くのものを見極めるようにしてきました。積極的に経験をしないと、多くの物事を素通りしてしまいます。」そう話す、大樋長左衛門さん。
現在でも多くの作品を作り続ける作家としての熱意はとどまることはないのだ。

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