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伝統から未来へ「能楽師 片山幽雪」

伝統伝統から未来へ
「能楽師 片山幽雪」

DATA
片山家能楽・京舞保存財団
京都市東山区新門前通大和大路東入西之町224
http://www.arc.ritsumei.ac.jp/k-kanze/

観世流の流れを受け継ぐ

奈良時代に中国から伝わった散楽が、猿楽へと変化を遂げ、それがのちに能または能楽と呼ばれるようになったとされている。しかし、じつのところ、能という言葉がいつから使われるようになったかははっきりとしていない。室町以前から、芝居のことをさす言葉として、能という言葉は使われていたそうだ。

室町時代になって、猿楽の世界に革命者が現れる。それが観阿弥だ。従来よりも旋律にとんだ曲舞(くせまい)といわれるものを導入するなどして、当時あったほかの芝居や歌舞とは一線を画すようになった。

今回、お伺いした能楽師 片山幽雪さんとそのご長男である片山清司さんは、その観世流(かんぜりゅう)の能楽師。
重要無形文化財保持者である片山幽雪さんは、幽玄な芸が絶賛を浴びている。

面と装束を身に着ける

能に使われる面(おもて)を見せていただくと、一見似た表情の面にも年齢など細かな表現が施されていることがわかる。片山幽雪さんは、演じる者の力が面を通して観客に伝わるのだと話してくださった。

そして、実際に面をつけさせていただくことに。
装束まで出してもらい、なんと、おふたりに手伝っていただいてシテ方の衣装と面をつけさせていただいた中田。
立ってみるが、前が見えない。片目でやっと見えるくらいの視界、呼吸も苦しい。さらに、お話を伺ったのが稽古場だったということもあり、そのまま舞台の上での動き方まで稽古をつけていただいてしまった。舞台の上にいるようなひととき、大変貴重な体験をさせていただいた。

能は参加型の芸能でもある

中田は、ずっと考えていたことを思い切って尋ねてみた。
「能は台詞も聞き取れないのですが…。どのように、能を見ればいのでしょうか。」
すると、片山清司さんがポイントを教えてくださった。
「能にはワキという、舞台の端に立っている脇役が必ずいます。まずは、自分もワキになったつもり、つまり、舞台の上に立って参加しているようにイメージしながら見てみてはいかがかと思います。能は、参加型の芸能なのです。そして、物語もとてもシンプルです。全てを理解しようとすると、始めは難しいと思いますが、まず、舞台の登場人物の一人になったつもりで見ることで何か伝わってくると思います。」
片山さんは、「片山家能楽・京舞保存財団」を運営し、能楽や京舞といった伝統芸能の保存にも尽力している。室町時代から続く能楽。その「いま」を彩る能楽師は、未来への橋渡しもしている。

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