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1000年の歴史を持つ上川崎和紙「二本松市和紙伝承館」

1000年の歴史を持つ上川崎和紙
「二本松市和紙伝承館」

DATA
二本松市和紙伝承館
福島県二本松市下川崎字上平33-1
http://www.michinoeki-adachi.jp/washi/

二本松に伝わる上川崎和紙

2011年のREVALUE NIPPON PROJECTのテーマが和紙だったように、和紙は中田が興味を持っている素材のひとつ。今回の旅の福島県にも和紙の里がある。それが二本松市の上川崎地区だ。    
上川崎における和紙の歴史は古く、起源は平安中期にまでさかのぼる。平安時代には「みちのくの紙」と言われ、多くの貴族たちが愛用していたそうだ。また、紫式部や清少納言などが文字を書き付けるのにこぞって使ったとされる「まゆみがみ」は、上川崎和紙だったともいわれている。当時の人たちが、手にして夢中になった読み物が書き付けられていた紙が、現在にも伝えられていると思うと、どこかワクワクしてしまう。

静かな中に響く水の音

今回はその上川崎和紙の制作や販売も行っている、二本松市和紙伝承館に伺った。ここでは和紙を使った作品や雑貨などが売られているのだが、同じスペースで和紙作りも行われている。 
和紙伝承館で作らている和紙の原料はすべて地元で栽培された楮。高さ2~3mに成長した楮を12月に収穫して、そこから皮むき、煮る作業、たたきなどの工程を経て、紙漉きをする。正真正銘、上川崎の和紙なのだ。
お話を伺っている最中にも、タプンタプンと漉き舟の揺れる音が響いていた。 作業を見学する。漉き船に、水と細かい繊維状になった楮を入れ、マグワという道具でよく混ぜる。このあとにネリ(トロロアオイ)を入れてよく混ぜてから、漉き桁で漉く作業を行うのだという。

手漉き和紙の卒業証書

二本松市和紙伝承館という名前のとおり、制作とともに、伝統を受け継いでいくということにも注力している。どういう活動をしているのかと中田が聞いた。
「一番大切なのは、まず紙に興味を持ってもらうこと。そのためには触ってもらうのが一番。だから市内の中学生には無料で紙漉き体験をしてもらっているんです」と案内いただいた吉清水さんは話してくれる。

もうひとつ、二本松市の取り組みのひとつが「卒業証書」だ。吉清水さんは地元の中学校を卒業したのだが、そのときにもらった卒業証書が上川崎和紙だったのだという。
「小学校の卒業証書はどこにしまったか忘れてしまいましたけど、上川崎和紙の卒業証書だけは大事に持っているんです」と笑って話をしてくれた。

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