1999.11.17

祝・SYDNEYオリンピック出場決定!!

今さらながら、これほどたくさんの種類の書き言葉(形)を持っている言語はあるのだろうか? なんか、題名を書いていてそう思った。これに平仮名が入って来るんだモンね!! その上、英語やローマ字も当たり前のように使われているし……。

特に意味はなかったんだけど、ふと思ったから書いてみた。

 

さて、題名にもあるように、SYDNEYオリンピック出場が決定した。

では、出場の決定を決めた、東京でのカザフスタン戦を思い出してみよう……。

 

11月6日 第3戦 対カザフスタン(ホーム)

 

3-1、これで来年のSYDNEYオリンピック出場が決まった。

出場は当たり前と思いながらも、やはり決まった瞬間はホッとする。

2回目だからだろうか、それとも今回の予選は前回と比べると比較的順調に進んだからだろうか、それはハッキリと分からないが出場が決まったことに対する喜びはそれほどなかった。逆に、自分が日本に試合をしに帰ってきて、その活躍はどうあれ勝ちという結果が残せたことにホッとした。何はともあれ、これで 2000年にSYDNEYを中心に行われるオリンピックに出場することが決まった!!

選手、スタッフ共に前回勝っていたからだろうか、それともこの試合に負けても次があったからだろうか、それとも本当に試合に対する自信があったからだろうか、それは分からないがチーム全体が前日の練習も含めて良くも悪くもリラックスしているように感じられた。

試合開始、俺には前回同様あの背の高い選手がマンマークに付いてきた。まあ、これは予想できたことだからそんなに心配はしていなかった。しかし、俺にボールが回ってこないとはさすがに予想できなかった。多分他の選手は、俺にパスをしたときにミスをするのを恐れたんだろう、しかも俺は中盤の位置にいたので、とられれば速攻を食らう可能性が高かったから。

チームとしての前半の戦い方は、ハッキリ言って最悪。日本代表も悪いときには同じ戦い方になる。

ボールをキープはしているんだけど、相手が怖くないところ、要はただ単に相手の外側でのボール回しになっていた。外でボールを回しているだけでは相手になんの恐怖も与えないし、得点の気配もしない。カザフスタンのディフェンスは、カバーリングがそれほど良くないために、ボールを持っている選手が相手の選手にドリブルで突っかかっていき、誰かとワンツーをすれば簡単に抜ける可能性が大きかったように思った。

それを試合中にみんなに言ったんだが、ミスを恐れてかなかなか実行していなかった。もちろん俺の意見が絶対ではないが、どうにかしてリズムを変えなければいけない状態だった。結局前半は、相手にセットプレーから1点を取られ一番恐れていた相手を追う状態になってしまった。

何故恐れていたかというと、まず第一に日本は引き分けでも出場が決まる状態にあった。要はどんな形であれ、こちらが先制をしていた方が絶対に有利だし、慌てることもないだろうということ(当たり前とか言わないでね)。第2点に、このチームはあまり先制された経験がないということ(もしかして1回もないのかな?)。ということは、先に得点をされると慌ててしまって自分たちのサッカーが出来ない可能性がある、と思ったから。ともかく、前半は一番嫌な状態で終わってしまった。0-1!!

 

ハーフタイムの控え室には、トルシエの声が響いているだけだった。それほど静かだったのである。本来ならば、喧嘩腰でも良いから前半の問題を話し合わなければならなかったのだが、し~~~~~~~~~~~~んとしていた。

しか~し、今回はトルシエが切れていた(良い意味でね)。俺のポジションを変えてほぼFWにし、そして俊輔(あってる?)を真ん中に持ってきた。これは前半俺も思ったことだった。前半俺が中盤の真ん中にいて、しかも相手を引き連れてほとんどボールをもらえなかったので、要はただのスペースを潰す邪魔にしかなっていなかった。だから、何度か俊輔に真ん中に行って俺のポジションをやるように言った。しかし、相手の右サイドの中盤を気にしてか、いまいち思い切ったPLAYは出来ていなかった(俺がもうちょっとケアをしてやれば良かったんだけど)。

しかも、もし俺が俊輔とポジションチェンジをしただけだと、やはり俺にボールが回ってこない確率は高かったのだが、トルシエはそれをFWにすることで解消した。要は他の選手がもし、FWへパスミスをしてもそれほどの危険にはならないからである。

ともかく、これによって後半はゲームが動き出すことになる。

 

後半に入り、俺がFWに入ったことによって中盤にスペースが出来、そこを俊輔が上手く使っていった。そして、さらには左サイドに入った本山が良い突破を何度かしたことによって、相手の集中も分散した。

こうして何度か良い攻撃が出来てきた後半の20分過ぎ(くらいかな?)、それまで惜しいシュートを何度か外していた平瀬が左からのクロスに頭であわせて同点。FWはやっぱり何度シュートを外しても下を向かずに、ゴールをする気持ちを持続することが大事だと思う。この得点によって、それまで多少固くなっていたチームの動き、そして雰囲気も和らいだように感じた。こうなったら日本の押せ押せムード!!

続いて俊輔からまた平瀬への上手く押さえた良いパスが……。平瀬はこれをトラップミスしたのだが、ちょうど前にスペースがあったために結果的に良いトラップになり、それを落ち着いてゴール。これでほぼ試合は決定した。しかし、さらにだめ押しの3点目。

ゴール前中央でのFK。キッカーのポジションには俺と俊輔が立っていた。みんなが一番聞きたかったであろうこの場面での会話を副音声でどうぞ!!

 

俺 「俊輔、2000円札っていつ頃でるんだっけ? それと、やっぱりあると便利だと思う?」

俊 「分からないな~。でも、どちらかというと2000円札よりも2500円札の方が良いかもね」

俺 「どうして、2500円なんだ?」

俊 「何となく、中途半端の方が面白いと思いません? おまけが付いたみたいで……。」

俺 「確かに面白いと思うけど、お前って変なヤツだな(笑)。面白いからお前FK蹴れよ!!」

俊 「はい」

 

ってな感じの会話が行われて、気持ちよく3点目に繋がったのでした!!(チャンチャン)

それにしても、キーパーもモノの見事に引っかかったよね。もちろん俊輔のキックが良かったのは言うまでもないけど……。

これで試合終了!! 3-1!! 先制点をとられて選手がどうなるか心配だったけど、いらぬ心配だったかな……。

でも、今回のMVPはトルシエだろう。試合の状況を見た選手交代は、的確だったと言わざるを得ない。

 

さて今後のことだが、先日のタイ戦も勝って全勝で予選を通過したけど、本戦では戦えるが、まだ勝てるチームだとは思わない。というのも、技術的には全体的にかなり高いモノになってきたとは思うが、やはり強さを感じない。この強さというのは、単に体が強いということではなく、……………………………、う~ん言葉で説明するのは難しいな。

問題点も、このカザフスタン戦の前半のようなときに打開する手段や、体格もあってスピードもあるチームに対してどう立ち向かうのか、などなど疑問符が付かざるを得ない部分は多々ある。その辺の事も含めて、来年の本戦までの過ごし方が大事になってくる。もちろんこの事は選手が一番分かっていると思うけど、あとは協会やその所属チームがどうとらえてやっていくかが楽しみだな……。

人ごとのようだけど、俺もしっかりとやらないと!!

 

話は変わるけど、今シーズンに入って俺はこのHPのMailに毎試合の感想を書いている。

それを書いていると、どうしても全体的に文章が長くなってしまう傾向にある。もちろん、俺がもっと頻繁に書けばいいのだが、今の状態ではなかなか難しい。

あとは、どうしても試合以外の話が少なくなってしまう。

そこで聞きたいのは、今後もこの試合後の解説&感想を書いた方が良いのか、他の話題を多くした方が良いのか、ということ。

もちろん、俺も出来るだけ頻繁に書くように心がけはするけど、そうすぐには出来ないと思う。ちなみに近い将来、毎試合の解説&感想をHP上にビデオを流してみられるようにしよう、ということも考えてはいるのだが……。

ともかく、この事についての意見をお待ちしております!!

 

最後に一つ。昨日、11月16日は僕のエージェントである次原の?回目の誕生日でした。

もちろん強制ではありませんが、出来れば祝福してあげてください!!ッテ事で、おめでとう次原!!

 

それでは、本当に最後にさっきのカザフスタン戦のFKのときの会話を主音声でどうぞ!!

 

俺 「さっき同じような位置で俺が蹴って、きちんと壁を越えたけどキーパーにセーブされた。って事は普通だったらキーパーはもう一度俺が蹴ると思っているはずだから、俊輔蹴れよ」

俊 「でも、HIDEコールがでているからHIDEさん蹴ってくださいよ」

俺 「いいよ、そんなの気にしないで蹴れよ(笑)。蹴りたいだろう?」

俊 「じゃあ、蹴ります」

俺 「とりあえず、お前が蹴る前にフェイントだけはしておくよ」

俊 「はい」

 

ッテな感じかな。俊輔も自信はあっただろうけど、遠慮していたんだろうな。俺もお兄さんになったモンだ(なんてね、笑)。

 

 

じゃあ、今回はこれくらいで……。さよなら、さよなら!!