2006.10.23
旅は続く……。
7月の“引退mail”から、かれこれ3ヶ月が過ぎたね。その間、俺が何をしていたかって言うと、みんなも知っている通り“旅”!!俺も最初は、どうせ 1、2ヶ月もしたらこんな生活にも飽きて、毎日何をしたらいいか困っちゃうんじゃないかと思っていたけれども…とんでもない!!毎日、一日って36時間だったっけ?と思うくらい忙しい毎日を送っているよ。
プロの頃は、練習は毎日あるから、常にチームに拘束はされてはいるものの、基本的には午前か午後の1回の練習。だからそれ以外のほとんどの時間は、家で本を読んだりパソコンをしたり、映画を観たり。そんなゆったりとした時間はたくさんあった。でも、こうやって旅をしていると、パッキングして、移動して、街を見て、歩いたり、人に会ったりで、Hotelでゆっくりとしている時間なんてほとんどない。しかも、1つの街での滞在は長いときで1週間、下手したら1日か2日で移動するなんて事もしょっちゅう。だから、こうやってパソコンをやる時間も極端に減っちゃって…。
急ぐ旅じゃないし、肩書きのない自由な旅なんだから、もっとゆっくりすれば良いいんじゃないの?って思うでしょう?俺も思うんだけど、自分に課した目標である、“この1、2年で出来るだけ多くの世界中の場所を見よう”と思ったら、長くても1週間くらいしか1つの国には居られないことになるんだよね。それでも長過ぎるくらい。でも、たったの1週間じゃ、ゆっくりと街を見たりその国の文化や人を感じることは出来ない。すべてのものを駆け足で見るって感じになってしまう。でも、うまく言えないけど、なんとなくその国を自分が好きかどうかって事だけは分かる。それが分かったら次はもっとゆっくりその街に来ようって考えているんだ。
でも、旅を始めてみて、つくづく世界、地球の大きさを改めて思い知らされるよ。そして、自分がどんなに小さい世界しか知らなかったかということを…。
だから、旅の当初は、1年という予定だった旅を、今は最低でも2年はしたいと思う。本当は出来たら5年も6年もやりたいなと思っているんだ。やっぱり、こうやって旅をしてみて、俺は人に会うのが好きなんだなあというのを実感している。旅を通じて、実際多くの友達をたった3ヶ月の間でも作った。色んな出会いがあったな。2ヶ月ほど前にIndonesiaのBaliに、Parisでも会い、それがきっかけでまた別の場所に一緒に旅にも行った。また、 TurkeyのIstanbulに遊びに行ったとき、たまたまZicoと一緒に、練習場まで行く車に乗せてくれたKezmanと言う選手。彼との会話の中で、Istanbulの次にBelgradeに行くんだと言ったら、なんと彼はBelgrade出身だった。彼は、自分の友達を紹介してくれて、現地では早速、Kezmanの友達にいろんな所に連れて行ってもらった。Kezmanもその時初めて会ったし、彼の友達ももちろん初めて!!でも、本当にすぐに仲良くなった。
やっぱり、こういう人と人とのつながりって言うのは面白い。本当にお金には換えられないものだと思う。俺はこの旅を通じてこういった人のつながりを世界中に作りたいと思うんだ。それは一生の財産だし、自分の世界を何倍にも広げてくれるからね。
ただ、旅をしているともちろん楽しいことばかりじゃない。やっぱり、予想が付かない大変なことも。まず1番の問題は、飛行機!!もちろん俺の旅は、いくら自由だといっても、ある程度予定は立てておくよね?Hotelの予約とかもいろいろあるし(ちなみに、このHotelをネットとかで検索するのが俺のかなりの楽しみでもあるんだよね・笑)。でも、すべてが予定通りに動く訳じゃないから、フライトの変更は頻繁にある。コレが予想以上に大変!!チェックインカウンターで臨機応変に対応してくれる人もいれば、断固として受け付けてくれない人もいる。基本的に俺のチケットは、予約自体を変更すれば、手元のチケットは同じままでも、世界中問題ないはずなのに、人によって理解はバラバラ。だから、今では、予約を替えた時には、悔しいけど、出来るだけ街のエアラインのチケットカウンターに行ってチケットを変更するようになったよ(笑)。この旅を始めるまではここまで大変だとは思っていなかったな。
それと、やっぱり荷物!!8月にあったイギリスでの飛行機爆破未遂テロ以来、機内への荷物の持ち込みがかなり規制されて、液体状のモノは持っていけないし、薬も駄目って事も。俺はコレまで、荷物が届かないという経験を幾度もしているから、今では荷物が届かなくても、手荷物で数日は過ごせるようにしている。でも、洗面用具と薬が駄目になったからさー大変!!
先日、ParisからNYにAir Franceで飛んだときに、なんと俺の荷物が1つはNYに。そして、もう1つはその翌日に行く予定だったLAにNY経由で送られてしまった、と言う。 NYについて、Air Franceのバッゲージサービスに行って、もう1つの荷物がNYからLAに発つ前に、どうにか探して取ってきてくれと懇願したら、すぐに対応してくれた。「無事に荷物が見つかったので5分くらいで届くから待っているように。」と言われた。その場で待つことなんと、1時間半。結局荷物は届かなかった。もう、頭に来て、その後の予定もあったから、NYのHotelに届けてくれと言ったら、今度は配送代75ドルよこせと言う。おいおい、そっちの不手際で荷物が届かないのに、お金まで要求するとは・・。(航空運賃いくら払っていると思っているんだろう?)でも、次の予定まで時間がなかったから、交渉する時間も惜しく、配送代を払ってHotelへ行ったんだ(この時点で、まだ午前中)。でも、結局荷物は届かなかった。で、次の日NYからLAに着いた時、LAの空港で、とにかく何が何でもと、大捜索してもらったら、ようやくのことで見つかった。Air Franceに乗って、コレで何回鞄を失ったことか…。正直言ってフランスは大好きな国だけど、俺はAir Franceのサービスだけは本当に信用出来ない。嫌いだ。しかも、必要な薬がそのLAに飛んでしまった鞄に入っていたから、もしLAの空港で見つからなかったら、病院に行かなければならなかったんだよね…。まったく…。
後は、世界中を飛び回っていると、夏の場所もあれば冬の場所もあるから、洋服選びが大変!!2つのスーツケースを持って移動しているんだけど、水着からコートまで持って移動しないといけないから、着回しに便利な洋服を選ばないといけない。冬場でも夏場でも合いそうなシャツとか、1番かさばる靴とかもよく考えないと…ね。で、やっぱり重宝するのはシンプルな白とか黒のVネックのTシャツ(American Apparelのは良いよ)とか白いシャツ。本当に頑張って選び抜いて荷物を選んでいるけども、2つのスーツケース一杯になるから毎回荷物超過代を取られるし…。泣…(苦笑)。
あと、荷物意外で、旅をしていて嫌なことと言えば、やっぱりいつもの写真攻撃!!本当にいつも思うけど、なんで日本人は、嫌だって言っても、関係なくバシャバシャ撮る人が多い。写真ぐらい撮ってやれば良いじゃないか、と言う人もいるだろうけど、俺だってそういう気分じゃなかったり、誰かと電話をしていたり、誰かと食事をしていたりして、忙しいときもあるし、本当に写真を撮られたくないときもある。で、断ってもちょっと離れて勝手に写真やビデオを隠れて撮る人が多くいる。自分の立場に置き換えて考えて欲しい。
たとえば、寝起きで誰にも会いたくないような格好をして、ちょっとそこまで買い物に出掛けていたとする。誰にも会いたくない一人旅をしていたとする。でも街に出たら、バシャバシャ知らない人に写真を撮られて、ビデオまでずっと回され、気づけばそれが週刊誌に出ているなんてことも…。こんなことをされ続ければ続けられるだけ、俺も写真を撮られたくなくなっていくんだよね。中にはいい人もいるだろうし、それがいい出会いにつながることもあるのかもしれない。でも、あまりにも無神経な人も多すぎる。写真撮影をしないと、怒られることさえあるんだから。この旅に出てからちょっとずつは気持ちを開いて、なるべく撮影に応じるようにはしているんだけどね…。でも、まだまだ時間はかかりそうだな…。
さて、嫌な話はこれくらいにして、今後の俺の予定でも。7月8月っていうのは多くの友達も休みだったりして、彼らにあわせていろんな所を飛び回っていたけども(飛行機で飛び回るって言うだけだったら世界を2、3周している)、そろそろじっくりと腰を落ち着けて旅をしようと思っているんだ。
特に、これからはアジアにフォーカスして旅をしてみようと思っている。やっぱり、試合ではアジアもいろいろと行ったけども、試合で行くのと、自分の足で行くのとはやっぱり違うし、いろんな所を見てみたいからね!!また、いろいろと感じることがあると思うから、そういうのをここで書くので楽しみにしていてね!!
じゃあ、また…。