2006.05.04

残り1つ!!

昨年の9月15日 UEFA CUP 対 Lokomotiv Plovdiv から始まった俺のイギリス、Boltonでの1年も、今度の日曜日 5月7日 対 Birmingham で幕を閉じようとしている。

 

7 年という長い年月を過ごし、まるで本当の故郷のように慣れ親しんだイタリアを離れたのは昨年の夏の事。その一番の理由は、その慣れから来るマンネリへの俺自身の“恐れ”だった。イタリアの生活習慣、言葉、そしてサッカーにも、慣れてきたことによって、イタリアで生活する事が非常に心地よく、なによりも楽になっていた。

 

それは言い変えれば、刺激が少なくなり、自分を厳しい状況に置く事が難しくなっていた。それは俺にとって、自分を成長させ難い状況にある、という事だった。俺は昔から、出来る限りいつでも周りから刺激を受け、絶えず何かしら吸収出来る環境下に身を置きたいと思っている。それが自分が成長するために必要な事だと思っているから。

だから、“旅”が好きなんだけどね。

 

そしてその結果、イタリアを離れ、イギリスへの移籍を決めた。

本当にこの1年、毎日が挑戦で、沢山の刺激を受けた。

 

言葉に関しても、実はイギリスに来るまでは、英語も少しは自信あった。でも、実際に来てみたら相手の言っていることがわからない事が、何度あったことやら……。

特に北部の方言はかなり厳しかったな~。やっと最近になってちょっとづつ聞き取れるようになってきたけども……。他にも、アメリカとイギリスの言葉の使い方の違いとかも、とにかく色々と勉強になった。

 

また、イギリスは食事が美味しくないと、昔からよく聞いていた。でも、俺は、休みのたびにLondonには幾度となく行った事があるが、イギリスの食事が不味いなどと感じた事は正直なかった(もちろん、美味しいレストランに行くように努めていたけれど・笑)。

 

が、実際にイギリスに来て暮らしてみて、色んなレストランを訪れたけれど、中華系とインド系の料理以外は、残念ながら噂通り、あまり美味しくないと感じるものが多かった(苦笑)。

特にイタリアンに関しては、イタリア暮らしが長かっただけに、かなり辛いものがあったな……。しかしその反面、中華料理やインド料理などは、イタリアのそれとは比べ物にならないくらいレベルが高い。

コレも、実際に暮らしてみないと分からない事だったと思う。

 

他には、車の運転に関しても、イタリアに行った人は、イタリア人(特にタクシー)の運転が危ないと思った人は少なくないはず。でも、実はイギリス人の運転は、俺はイタリア人の運転以上に怖かった。特に高速道路での運転。俺は比較的スピードを出すので(ルールは守るけど・笑)一番右車線を走る事が多いんだけど(苦笑)、イギリスの人は、後ろから来る車のスピードを全く気にしないで、ばんばん車線変更をする事が本当に多い。しかも、突然に。そのために、急ブレーキになる事もしばしば。運転の仕方ひとつにしても、国民性が出るのかな。国によって本当に違う。

コレもこっちに来なければ分からなかった。

 

そしてもちろんサッカーに関しても、すべてが新しかった。練習のやり方・考え方、試合の多さ、試合後のリカバーへの考え方、試合の進め方、本当にすべてがイタリアのそれと違った。

もちろん、中には俺に合っていたものもあれば、合わなかったものもあった。

試合に出たときもあれば、出ないときもあった。

楽しくやれたときもあれば、あまり楽しくなかった時もある。

が、それらはすべて“ここ”に来たからこそ味わえた“経験”。そういう意味では、俺がイタリアを出るときに求めていた“新しい刺激”は、十分に得られたと思う。

 

残念ながら、チームの目標であった来期のヨーロッパカップ(UEFA CUP、Champions League)出場権利を獲得するのは非常に難しい状況(最終戦でNewcastleが引き分け以下でBoltonが勝利の場合はUEFAの予選であるインタートト出場権利獲得)だけども、最後の最後まで諦めずにやりたいと思う。

終わりよければ、じゃないが……。

 

ともかく、今度の日曜日 5月7日、イギリスでの1年が幕を閉じる……。