2006.04.26
ギャンブラー!!
3月末のMiddlesbrough戦から続いた連敗もWest Bromwich Albion戦で止めたとはいえ、勝ち星には約1ヶ月見放されていたBolton。シーズン前半の好調が嘘のような結果が続いた。来期の Champions League出場権を掛けた4位以内が目標だったのが、今では残念ながらその目標は6位以内のUEFA CUP出場権に変わってしまった。しかも、そのUEFA CUP出場権でさえ、この試合に負けたらほぼ不可能になってしまうCharlton戦。
コレまでの試合とは打って変わって、久しぶりに会心の試合を見せ4-1という大勝で“UEFA CUP出場権”争奪戦に生き残った。
それまで数試合とはメンバーを大幅に変え、多くのフレッシュな選手を投入したのが功を奏したのか、Boltonは前半試合開始から相手を圧倒した。特に前半は見ていても、やっていても楽しいと思えるような素晴らしいパスワークのサッカーをやれたと思う。
その1番の要因は、みんながみんなシンプルにワンタッチやツータッチでプレーした事だと思う。そして、細かい短いパスワークを上手く使った事が結果ロングボールをさらに効果的にした。コレが俺がBoltonでやりたかったサッカーだと言えるかもしれない。
まあ、後半は全体的に疲れが出てきて動き出しが遅くなった結果、前半のような効果的なパスワークが生み出し難くなってしまったが…。
ともかく、残り3試合。この日のようなプレーがチーム全体で継続する事が出来れば、5月7日の最終節のあとにはUEFA CUP出場権が待っているかもしれない……。
さて話は変わるけども、Charlton戦の後、2日間の休みをもらえた。
そこで、今シーズンも残りわずかということで、スタッフを連れて今シーズンの“お疲れ様旅行”に出かけた。まあ、言うなればスタッフの慰安旅行(笑)。
場所は、SwitzerlandはZurich!! なんでZurichかというと、まず俺自身行ったことがなかったという事と、俺のイメージでは、街全体がデザインっぽい感じがしたから。
何でそう思ったのかわからないけれど。
到着したのは日曜日。さすがに日曜日はどこのお店も休みでレストランも閉まっているところが多かった。俺自身も、試合で疲れていたのと、雨が降ったりやんだりという天気だったというのもあって、その日はHotelでゆっくりとしていた。
泊まったHOTELは、Widder Hotelという昔の格式ある雰囲気の中にデザインを盛り込んだ面白いHotel。イームズやコルビジュの家具なども置いてありインテリアが好きな人にはもってこいのHotel。面白いサービスもあり、泊まる人1人1人の名刺を作ってくれる(名刺といってもHotelのカードに自分の名前を書いてくれるだけだが……)。その他のサービスもかなり良かった。
夜は多くのレストランが閉まっていたけれど、お目当てのレストランは運よく開いていた。スイスの食べ物といったら?もちろん、Cheese Fondueだよね!! ってことで、その夜はチーズフォンデュを食べに行った。
お店の扉を開けるなり、チーズの強烈な匂いが!! 洋服に染み付きそう…なんて考えながらも、突入!!
でも、ああいうのってちょっといると慣れちゃうよね~。10分も過ぎるとその匂いも気にならなくなり、チーズフォンデュやミートフォンデュ(日本のしゃぶしゃぶに凄く似ている)をコレでもか、というくらい食べた。
夕食後、これからどうしようか?という話になった時、スタッフの1人が“せっかくだからカジノに行こう”と言い始めた。そう、スイスではカジノは合法。観光スポットでもある。
ということで、Zurichの街中から車で20分くらいのところに、綺麗なカジノがあるというので、一同そこへ向かった。そこで、このmailの題名“ギャンブラー”が登場。
さて、ギャンブラーとは誰の事?もちろん、俺だよ!!
実は俺は結構、勝負事は得意なんだよね(笑)。
個人的には、ディーラーと1対1でやるブラックジャックが好きなんだけど、大きく勝とうと思ったらやっぱりルーレットをやらないとね。
で、俺のやり方は、まずバジェット(予算)を決める。どんな勝負事も身の丈にあった予算決めが必要。それを守れないと大火傷をしてしまう。それがギャンブルのルールだよね。
俺のとってのギャンブルにはお金を稼ぐという意味合いは全くない。あくまでも小さな運試しのお遊び。だからバジェットはだいたい500ドルくらいかな。
で、その500ドルで、その日の自分の“勘”を調べる。当たる日は、その500ドルでだいたい2、3000ドル位は勝てる。全く当たらない時はそれこそ30分もあれば無くなってしまう…。
そこで重要なのは、そのバジェットが無くなってしまった時に、きちんと自分にストップを掛けられる事。なくなったんだから、それでお終い。
その辺の気持ちの切り替えは、俺は全く問題ないから、ギャンブルをしても大負けする事は全く無い。
で、この日はというと、まず500ドルを20スイスフラン(約2千円)のコインに換えた。ブラックジャックは混んでいたので、この日はルーレットに専念。
だいたい20スイスフランのコインを1枚ずつ5箇所に毎回置く。最初の3回は全く駄目。
う~ん、ヤバイと思い始めた4度目、どんぴしゃ!! そして、連続でビンゴ!!
36倍で帰ってくるので、もうその時点で元手の倍は取った。そして、元手分のコインをしっかりポケットに入れ、後は気楽に遊んだ。
コレがまた結構大事な事で、勝つことに固執しすぎると、逆に当たらなかったりする。そして、勝ったお金は所詮あぶく銭。もともと無かったものなのだから、余裕を持って大きく賭ける。
コレも実は大事だね。大きく賭けないと大きく勝てないからね。
この日はその後少しずつ勝ちを伸ばし、1時間半もした頃には1500スイスフランほど勝っていた。で、そろそろカジノを後にしようということになったので、最後に100スイスフランコイン(賭けられるマックス)を10箇所に賭ける大勝負に出た。
さすがにコレは手に汗握ったね。俺の読みは、20付近に来ると出た。なので、24から1ずつ下げ15まで10箇所に賭けた。
ルーレットが回っている間はさすがにドキドキしたね~。まさにまるでサッカーのペナルティーキック前のような気持ちだったよ(笑)。
そして、結果は……15!!
後1つずれていたら!!
だけども俺は勝った。
この大勝負に勝った事によって最終的には、5000フランほどの勝ちをこの夜あげた。さすがギャンブラー!! 笑。
もちろん、この後はこのボーナスを握って、久しぶりにスタッフもみんなで大騒ぎした事は想像に難くないと思うけど……(笑)。
翌日は、朝ゆっくりと寝てお昼前に起きた。みんなでランチを食べようと外に出てみるとどうも街が賑やか。しかも、お店も未だに開いていない。どうもおかしいな~と思い尋ねてみると、どうやらこの日は冬から春に変わることをお祝いするカーニバルのような事をする日だということ(詳しい事は分からなかったが……)。
街ではいろんなところで昔ながらの衣装を着て多くの人が隊を組んで歩いていた。楽器を演奏していたり、馬に乗ったり、馬車のようなものを引いている人もいた。みんな本当に楽しそうだった。でも、いったい何のお祭りだったんだろう~?
この日の天気は、そのカーニバルをお祝いするかのような大快晴!! 俺たちはHotelの近くの美味しいと紹介されたイタリアンに行き、そこのテラス席でランチ。
最近はどんよりとしたイギリスの天気に慣れてしまっていたけれど、こうやって素晴らしい天気の日にテラス席で食事なんてしていると、イタリアの暖かい日差しが懐かしく感じられた。そして、春が去り、夏がもうすぐ来るんだな~というのをしみじみと感じて何だか嬉しくなった。
食後、エスプレッソを飲んだ俺たちのZurich Adventureはそろそろ終わりに近づいた。翌日の練習に向けて夕方にはZurichを出て、UKに帰らねばならない。
エスプレッソを飲み終えた後、少しだけカーニバルでごった返した街を歩き、空港へと向かった。
1日半という短い滞在だったが、非常に楽しかった。ただ1つ心残りがあったとしたら、この夜に開催される予定だったEros Ramazottiのコンサートが見られなかったこと。彼はイタリアで最も有名な歌手の1人。個人的にも親しくさせてもらってる。
最近は彼とは連絡を取っていなかったから、久しぶりに会いたかったな~。
ともかく、あと2週間!! 終わりよければ……というように、最後を気持ちよく締めて終われるように頑張りたいと思います!!
じゃあ。