2003.01.30
26歳……
いやはや俺もとうとう26歳になっちゃったよ。
思えば、俺の19歳の誕生日が、俺がイタリアで迎えた初めての誕生日だったんだよね。当時は、 Juventusで、練習生をやっていたんだけど、その時期がちょうど1月で俺の誕生日の時期だったんだ。で、その時はイタリアでの練習から生活などを面倒見てくれていた“Zさん家族(今でもかなり仲良くしています)”に祝ってもらったのを、昨日のように覚えているよ。
あれから6年。相も変わらずこうしてイタリアで誕生日を迎えている俺。
なんかずっとイタリアにいる気がする。当時は、言葉も全く分からず、ホテルからグランドへの往復の毎日だったのに、今では言葉も分かり、住む家もあり……(なんか感慨が……)。
さて、今回の誕生日はというと、22日はちょうど水曜日で午前・午後と1日に2回の練習がある日だったんだよね。だから、きっとかなり疲れるだろうということもあって、イタリアのスタッフみんなで一緒に食事をするくらいにしようと思っていたんだ。でも、誕生日の数日前にSandro(Perugiaでレストランを持っている友達)からTELがあって、一緒に誕生日を祝いたいって言ってくれたんだよね。というのも、彼の誕生日も23日と俺の次の日なんだよね。で、彼が一緒にBolognaで夕食を食べようと言ってきた。何故Bolognaかというと、まずBolognaがPerugiaとParmaの間ということ。それと、彼はもともとBologna出身で、彼の友達がレストランをやっているから気兼ねなく楽しく食事ができるということなんだよね。俺はもちろんふたつ返事でOK!!
結局、当日にはPerugiaからEvaなど他の友達も来て総勢15人くらいで楽しい食事をしたよ。で、ケーキは Sandroが特別にオーダーをしていてくれて、大きなケーキの上に、サッカーコートを作って、ちゃんと選手やゴールまであった。これにはちょっと笑ったね。それにしても、こうやってPerugiaから誕生日のために多くの友達がやってきてくれるっていうのは本当に嬉しかった。まあ、こんな感じで誕生日を過ごしました(チャンチャン)。
さて、誕生日の話はこれくらいにしておいて、誕生日を挟んであった2つの試合についてちょっと話をしよう。まずは、前半戦最終節となったEmpoli戦!!
この試合は、前節のPiacenza戦をふまえてか選手の集中力が最初から違っていた感じがしたね。そして、何よりも違ったのは、“相手からボールを奪う” という意識が全選手に浸透していたということ。本当にちょっとしたことなんだけど、ボールを取りに行くときに抜かれることを恐れずにより激しく行き、もし抜かれそうだったらファールをしてでも止める、という意識を持つことだけなんだよね。その結果、相手は簡単にドリブルを仕掛けにくくなり、パス主体のリズムに変化の少ない攻撃を強いられる。そうなってくると、こちらがボールを取りやすくなってくるんだよね。これが試合を通して続けられたのは大きかった。実際、相手はロングパスだけの単調な攻撃になり、下手にパスをつなごうとしたときにはこちらは高い位置でボールを奪うことができたからね。その結果、素早い効果的な攻撃ができる回数が増えた。見ているほうも、何となくParmaのリズムで試合が進んで行くな、って感じがしたんじゃないかな?
それにしても、この試合で後半突如出てきた“霧”は本当に凄かったね~。俺も、さすがに試合でこれだけの霧が出たのを見たのは初めてだったよ(ただ、 JuveとChievoの試合はもっと酷かったらしいけど)。俺も、最初は発煙筒か何かかな~なんて思っていたんだけど、全然違ったね!! 後半の後半なんて、反対側でのボールの取り合いなんてほとんど見えなかったほど。キーパーはたまったもんじゃなかっただろうね。せめて、ボールの色が赤とかだったらよかったのに……。TVじゃあ、本当に何にも見えなかったらしいね。特に2点目のMutuの得点とか……。俺の幻のシュートも……(泣)。
俺の幻のシュートは、本当にいい形だったんだよ。ジュニオールから俺に相手のディフェンスラインが上がるのを上手く間を縫って抜けたと思ったんだけどな~。ただ、正直なところシュートを打った俺自身、体半分くらいオフサイドだとは思ったんだけど……(苦笑)。ディフェンスの間を抜けて行くときにそう感じたんだ。
でも、後から聞いたところによると、俺の後ろ側にディフェンスが残っていたとか……。だから、オフサイドじゃないということを言う人もいた。シュートも右足のアウトサイドで綺麗に決まったし本当に惜しかったな~。まあ、一度決まった判定は覆らないからしょうがない。次回には本物のゴールを決めるように……。
試合の結果は知ってのとおり2-0の勝利。
Piacenza戦の苦い引き分けの後だっただけに、この勝利はチームにとって非常に嬉しかったし必要だった。ただ唯一、Piacenza戦からの大きな問題を1つ残したままになってしまったが……。
そして、後半戦第1試合、対Brescia!!
この試合では、Parmaのチームとしてのオーガナイズの悪さを完全に露呈してしまったね。試合も、何の味気もなく終わってしまった。試合開始当初こそ、 Parmaがボールをキープして攻めているように感じたが、その後は相手の特に中盤に自由にボールを持たせて終始押し込まれていた。というのも、 Piacenza戦からの大きな問題である“引きすぎ”というのがまったく解消されていないから。
この問題というのは、“相手のDFか下がり目のMFがフリーで前を向いたときには全員がロングパスを警戒して下がる”という戦術から来ているのだが、確かにこのチームはロングパスを多用するチームに対してDFがちょっと不安定な部分がある。だから、相手のFWのスペースを消すために全員が一気に下がる、というのがこの目的である。ただ、これをやると相手は楽にハーフラインまでボールを運べることが多い。その結果、相手のロングパスはうちのペナルティーエリアまで届き、たとえきちんとパスが通らなくてもクリアーミスやトラップミスからシュートにすぐに結びついてしまう。さらには、こちらがボールを取ったとしても相手のゴールまでの距離が長いために、そこにたどり着くまでに疲れてしまうこともしばしば。要は攻撃にも守備にも負担が大きいのである。だったら、多少のリスクを犯してでも前線からボールを取りに行ったほうがいいのに、と俺は思うのだがこれは戦術なのでしょうがない。ただ、走る距離が異常に長くなるので正直かなりきついのだが……。
ともかく、Brescia戦ではこの悪いところがすべて出てしまった試合だった。
さらに攻撃時には、アドリアーノは基本的に真ん中でボールを受けたがる選手でサイドのスペースに流れることが少ないために、サイドの俺やブレッシアーノが孤立することが多かった。結果、相手のプレッシャーを受けやすく、早い攻撃を仕掛けることが難しく、相手に守る態勢を整えさせる時間を与えてしまった。
そして、俺が思う攻撃時の一番の問題(これはBrescia戦だけじゃない)は、“センターリングの少なさ”(特にゴールライン近くまで行ってのセンターリングではなく、ペナルティーエリア前くらいからのセンターリング)にあると思う。Parmaの攻撃の主は左サイドから。それはMutu、 Filippini、Juniorという攻撃にどんどん絡んでいく選手が並んでいるためにボールが必然的に流れやすいからである。
がしかし、この 3人のうち、1人も早めにクロス(センターリング)をあげる選手がいなく、みんなゴールラインまで持っていく癖がある(まあ、Juniorはたまにあげるけど)。その結果、クロスをあげるときにはどうしても相手のDFがきちんとした陣形をとっていることが多い。そうなると、もちろん得点はしにくくなる。そして、相手にとっても怖くないし……。
これをやるだけでも、Parmaの得点はかなり増えると思うのだが……。それと、両サイドのバランスを取るためにFilippiniを右サイドに持ってくればいいのにな~。そうなると、Juniorにも今以上にスペースができて、彼の持ち味がもっと出ると思うんだけど……。
まあ、ともかく、Brescia戦ではParmaの悪いところが重なった試合だった。
そして相手はこちらが1点目を取った時点で、半分やる気がそげていて2点目を取るだけで終わっていた試合だっただけに、Piacenza戦に続いて勝ち星を落とした、という感じになってしまった。前半戦からのこの癖、いつになったら抜けるのだろうか……。
次の試合は、Udineseだね。
Udinese は先週、首位であったMilanに勝って勢いに乗っているからParmaにとっては難しい試合になるだろう。ただ、昨シーズンまでParmaでプレーをしていたセンシーニが出場停止なので、これは大きいね。彼はその経験の深さから素晴らしいDFをしているからね。ともかく、上位陣の潰し合いが多い今週、 Parmaにとっては非常に重要な試合であることは間違いない。ここがParmaにとってひとつの分かれ目になるかもね……。
さて、今回はちょっと長くなりすぎたかな?
みんなも読んでいて目が痛くなっちゃったかもね。ごめんね。本当は紹介しようと思っていたCDとかあったんだけど、また次回!!
じゃあ、まったね~。