2003.06.10
吉と出るか凶と出るか……!!
どちらを選ぶべきか……。
自分のプレーを最大限に生かすために、ある程度ディフェンスを捨てて良いポジショニングを取るべきか。
OR
他の選手を少しでも生かすため、周りを助けるためのポジショニングを取るべきか。
今の俺は、この2つのどちらを選択するかがすべて。
今は後者を選んでやっているけども、そろそろ前者を選んでやってもいいのかな。
昔のように……。このままではParmaでやっていたことの二の舞になってしまうから……。
一昨日の試合、前半と後半の大きな違いは、前半は、狙いどころできちんとボールを取る、ないし相手にアタックすることが全くできていなかったというところ。
詳しく説明すると、特に左サイドで起こったことなのだけども、
1. FWが前から相手を追い込んで右か左サイドのDFにボールを持たせる。
2. そうなった時点で、相手のボールを持っているDFは同サイドにいるMFか同サイドにいるFWへのパスしかできない(ロングパスは実際ほとんどつながらなかった)。
3. よって、そこで狙いすましてボールを取る。
という展開を狙っていたのだけども、これがきちんと狙いきれていなくて、相手にボールをトラップする隙を与えたり、ワンツーで抜かれる場面が目立った。
その結果、相手を自由に前を向かせてしまい、好きなように攻撃をされてしまった。もちろん、相手がポジションチェンジを常に繰り返していたためにマークをつかむのは難しかったけども、これができた後半は非常に良い形でボールを奪うことができ、そこから速攻を仕掛けることが多々できた。正直、これが最初からできていれば、前半から後半と同じような攻撃はできていたと思う。
今のチームは、後ろから組み立ててゆっくりと攻撃していくチームではないと思う。
攻撃的な選手が多いだけに、重要なことは、いかにして高い位置でボールを奪っていくか、だと思う。前半では、たとえボールを奪ってもその位置が自陣の深い位置であったために、ボールをキープすることもままならず、ただただ大きくクリアーすることが多かった。これは今のチームが目指さなければいけないものと正反対。
逆に、後半ではボールの取りどころがはっきりしていて高い位置で且つ良い形でボールが奪えたので、スムーズに攻撃に移行することができたと思う。
ただ、疲れからか後方から出てくる選手が少なかったのが問題だったが……。
そして、もう一点。相変わらず、ピッチでは、声がほとんど出ていない。
ウルグアイ戦後も書いたけれど、この部分での選手の成長がほとんど見られない。
もちろん、たま~には出ていたけども、やはり1試合とおして、みんながみんなうるさいくらい声をかけ合わなければならないと思う。
この点は一番すぐに修正できるが、一番重要な点だと思う。
これが改善されるだけでも、一昨日の2失点は防げるくらい格段に良くなると思う。
攻撃に関しては、敵ながらアルゼンチンがその全てを見せてくれた。
頻繁なポジションチェンジからダイレクトやワンツー、そしてドリブルをうまく組み合わせて厚みのある攻撃を本当にバリエーション豊かに……。
特に、お互いに動き合いスペースを作り出す動き、というのは非常に参考になったと思う。
一昨日のアルゼンチンのように前線からプレスをかけてきてDFが持ってもなかなかパスの出しどころがないような試合では非常に有効だと思う。実際アルゼンチンはそれで日本を崩しているんだから……。
ともかく、結果としては1-4という大差になってしまったけども、後半開始から15~20分間くらいは、ある種の方向性が見えたのではないか、と思う。
それとともに、コンフェデレーションズカップという大きな大会の前で、しかも時間がないとはいえ、課題がすべて出きったと思われるほど悪いところが出たのも良かったんじゃないか、と思う。何よりも個人個人の意識の問題が大きいから……。
そして最後に、これまでもぼんやりと思っていたことだけども、今回はっきりと思ったことを1つ。
それは、今の代表は選手がお互いを良く知っているからなのか、それとも試合に出ている選手と出ていない選手の温度差があるからなのかわからないけども、練習からして、すべてに厳しさが足りない。
別に相手に怪我をさせろ、とか喧嘩をしろ、とは言わないけれども、もっとお互いに刺激し合い厳しい意見を言い合える関係でいなければチームとして向上しないと思う。
そういう意味でも、今回代表に入った大久保や松井、石川のような新しい若手選手がどんどん入ってきて、良い意味でこのチームを壊してくれることを願う。
明日のパラグアイ戦は、このアルゼンチン戦で出た課題をどれだけ修正できるか、見てもらいたいと思います。
みんなも言いたいことは多々あると思うけども、もうちょっと待っていてください!!