2004.06.01

続き……(Volume.2)

2日目。さすがに前日の疲れから、お昼近くまで爆睡!! 昼はHotel内のレストランでさくっと!! さて、今日は何をしようかなあと考えていると、カンヌ“映画祭”に来ているのに、まったく映画を見ていないことを思い出す(笑)。しかし、この映画祭、映画を見るためにはもちろんチケットがないと入れず、そう当日ではチケットは簡単に手に入るわけもない。なんせ今回は一切仕事ではなく、言ってみれば勝手にふらっとおしのびでやってきたプライベートな旅だから。

そんな時、Giorgio Armaniが洋服を手がけたという“De Lovely”という映画が今日上映されるという情報を聞きつける。しかも、Giorgio本人もいるらしい。こんな時こそコネコネ作戦、とばかりにArmaniの友達にTELをする。その数十分後には、俺と友達の分2枚のチケットを手に入れていた(苦笑)。

正直、カンヌで映画を見に行くのは初めてだったし、どういう場所でどういう風に行われるのかまったく知らなかった。ただ、前日に映画をやる場所だけは拓哉君に聞いていたから知ってはいたけども……。
そんな中、一番の疑問は、どんな格好で行ったらいいのか、ということだった。

友達といろいろと協議した結果、彼はスーツにシャツ(ネクタイなし)という格好。俺は光っているちょっとタキシードっぽいスーツにネクタイは必要じゃないイタリアでは韓国式といわれる(日本だと中国っぽいと思われる)シャツを着ていった。会場までHotelから徒歩10分。その間、タキシードに蝶ネクタイをしている人を多数目撃する。俺も友達も、もしかしたらこれって俺達もタキシードとタイをしていかなければいけないんじゃないか、と心配しはじめる。

会場到着。あれ? そこはTVで見るレッドカーペットそのものだった。もしかして俺らもここ通るの?? まあいいやと、早速友達と会場へ入ろうしたその時、ガードマンらしき人物に、このレッドカーペットはネクタイ無しでは入れないと止められた。しかし、そのガードマン、俺のシャツは一体どうやってネクタイをするんだ? と思ったのか一瞬躊躇して俺を見た瞬間、俺はすまして入ってしまった。反対に友達は完全に止められてしまっていたけれど(笑)。

一旦入ってしまうと、たとえネクタイがなくとも俺を止める人は誰もいなかった。
そして、念願のレッドカーペット!!??
周りでは世界中から来ている沢山のカメラマンが忙しげにフラッシュをたいている。そして、それに向かって手を振る俳優達。
そこでふっと我に返る。何で俺ここにいるのかな(笑)?? しかも1人で……。
かなり笑える。 まあ、気にせず中に入る。ここに俺がいるなんて誰もしらないんだから。

さて、何時から映画が始まるのかな、なんて待っているとどうも様子が違う。壇上には椅子やらスピーチ用のマイクなどがあるし、これから映画、という雰囲気ではない。そう、実はこの“DE Lovely”、このカンヌ映画祭の最終上映映画でこの上映の前に表彰式が行われるとのことだった。最後の映画の前に表彰式なんてちょっと変だな、なんて思いながらも、またまたどう考えても関係ない俺がその表彰式に何故かいる現実にもっと笑えてきた。それにしても、表彰式はもっと盛大なものかと思っていたけども、結構淡々と行われていった。マイケル・ムーアの映画がパルム・ドール(コレでいいのかな?)をとったんだけど、是非とも見てみたかったな~。
そして、表彰式の後にこの映画“De Lovely”は上映された。内容は……、今言ってしまうと面白くないので乞う期待!!

Hotelに戻り友達と合流。2人で今回のドレスコードについて反省しながらも、1つ勉強になったと思った。そして、2人して今度はビシッとして来よう!! と誓ったのでした……(チャンチャン)。

この後は、昼に偶然TELで話をしたらカンヌにいてビックリ、という友人のDior HommeのデザイナーのEdieと合流。彼がお薦めのバー・クラブに連れて行ってくれた。それにしても、Edieの格好はいつ見てもカッコイイ。そのセンスの良さには本当に脱帽。さてそのバー、雰囲気は50年代っぽさが漂っているが、置いてある家具などは非常にセンスが良く、そしてその中でちょっとエロっぽさがあるなんともカッコイイバーだった。

このちょっと前に東京でDiorのパーティーがあったらしく、その話などをしながら Edieと盛り上がった。俺達が来た時にはほとんど人がいなかったが、気が付いたら満員という状態だった。しかも、俺の周りにいる人たちはすべてが映画関係者。表彰式の審査員チームもいたり多くの俳優達も……。またまた我に返り、なんでここにいるんだろう俺? なんて可笑しくなってしまった。

良いほろ酔い気分でHotelに戻り、パッキング。
翌朝早く、カンヌから空港のあるニースへ移動し次の旅へ!!
さて、次はどこへ……。