2004.03.02

Perugia!!

Bolognaでは、先週ほぼ1週間にわたって雪が続いた。特に金曜日から土曜日にかけての雪の降り方は異常なくらいで、1985年以来といわれるほどの積もり方だった(この年は記録的な大雪がイタリア全土に降ったらしい)。約30~40cmほどは積もったんじゃないかな。そのせいで土曜日はグラウンドで練習はできず屋内での練習となった。Perugiaへの移動も通常はバスで約2時間半から3時間の行程なのだが、大雪のため高速が大渋滞。到着時間がまったく読めないので、急きょ電車での移動となった(我々の荷物を積んだ車は高速を使って移動したが6時間かかったらしい)。

BolognaからFirenzeまではユーロスターで、FirenzeからPerugiaへは普通の電車で移動した。実は何を隠そう、イタリアに来てから今回、電車に乗るのは今回が初めてだったんだよね。

ユーロスターはさすがに日本の新幹線とまではいかないけども、なかなか乗り心地もよく快適だった。それにしても、イタリアでは電車がよく遅れるらしい。まあ、この日は大雪のため、例外だとも思うけれど、この日のユーロスターは約85分の遅れだった(日本では考えられないよね)。Bolognaでは大雪が降り続いていたけれど、Perugiaではまったく雪は降っておらず、試合当日は試合開始約1時間前に激しい雨が降ったが、試合開始時には太陽さえ出る朗らかな天気となった。しかし、グラウンド状況は数日間雨が降り続いたこともあり、非常にやわらかく泥のようになっていた。

Perugiaは先週、初勝利を挙げ、木曜日にはUEFAカップでオランダの強豪、PSVと引き分けており、かなり勢いに乗っていた。Bolognaは逆に先週のJuve戦に負けてしまい、かつ下位チームが勝ち星を重ねてきているために、残留争いを抜け出すためにはもう絶対に負けられない試合だった。

こういう状況での試合では、試合開始で勢いに乗った方が絶対に有利。そのためにも試合開始から高い位置からのプレッシャーをかけて相手をごり押しする必要があった。しかし、逆に相手にそれをやられてしまい主導権を握られてしまった。
この日の敗因はすべてここにあったと思う。

Bologna は、相手からボールを取るためのプレッシャーをかける意思統一ができておらず、ほぼ自陣ゴール近くまで下がることが多かった。そのせいもあり、攻撃に移ったとしても相手のゴールまでの距離が長く、そこにたどり着く前に相手にプレッシャーをかけられてしまうことが多かった。結果、前半はまったくと言っていいほど効果的な攻撃ができなかった。そう考えると問題点が日本とどことなく似ているな~(苦笑)。

そうこうしているうちに、FKから相手に得点を許して前半を0-1で終了。木曜日に試合のあった相手を走らせて疲れさせる作戦が、逆に走らされてしまい1点差という得点差以上の疲労感があった。

後半に入りすぐ、ベルッチとペッキアという運動量の多い選手が入り、試合にもすぐに動きが出た。そのペッキアからベルッチへスルーパスがつながり同点に。この2人は合宿でも部屋が一緒で非常に仲が良い。RomaとNapoliという出身地も関係があるのかも。それが出たようなゴールだった。よしこれから!!  とチームに活力が出たその直後、自殺点からもう1度突き放された。これにより掴みかけたリズムを逃がした。さらに同点にしようと攻撃に出たが決めきれずに逆に相手に速攻をくらい2つのPKを献上。ベルッチがこの日2点目となる直接FKを決めるが2-4で試合終了。

この日は、試合結果以上にその内容が……。

チームとしての形がまったく見えない試合だった。
移籍して以来、こんなことは初めてだった。これまではたとえ負けたとしても、チームとしての形はあった。が、この日は……。しかし、この試合によってチーム内での自分の役割、ポジションの取り方というのがかなり見えてきた。ともかく、この敗戦によってBolognaは完全に残留争いの一員になった。次戦は Lazio、その後はSampdoriaと上位陣との試合が続くが、どうにか踏ん張るぞ!!

それにしても、Perugiaは、いつでも温かかった。試合前のウォーミングアップでグラウンドに出たときにはPerugiaのサポーターから温かい拍手をもらった。やっぱり嬉しかったね~!! そして、試合後にはEvaやSandro(ペルージャ時代の友人、過去の「Hide’s Mail」を参照 »)と一緒に食事をし、懐かしいひと時を過ごした。本当にPerugiaはいつでも思い出いっぱい、といった感じだよ。

じゃあ、また。
今週も気持ちを入れ替えて、頑張っていくぞー。