2005.07.01

Confederations Cup 2005

Confederashions Cup 2005(以下コンフェデ)はブラジルの優勝をもって幕を閉じたね。俺は予選敗退してから試合はまったく見ていないから、試合内容に関しては知らないんだけど…。それにしても、俺たちが22日のブラジル戦で予選敗退が決まってから、ずっとMailを待ってくれていた人、すいません。ちょっと足ばかりじゃなくて手も休ませてもらっていました(苦笑)。

 

っということで、みんなが1番早く聞きたかったと思うコンフェデの話をさっそく…。

結果として一勝一敗一分の勝ち点4で予選敗退。ただ、特に三試合目のブラジル戦の引き分けという結果などを見て、みんなにも“惜しかった”という印象が強く残った大会になったみたいだね。

 

確かに、俺個人の意見としても、今大会は日本代表にとって大きな収穫があった大会だと思う。何よりも、今までなかなか見えなかった”攻撃の形・方法”みたいなものが見えてきたことはあと1年でWCという今、非常に大きな成果だったと思うし、今大会最大の成果でもあったと思う。

 

これまでは無駄にボールを回しているのか回させられているのか分からないことが多々あった代表チーム。だけれども、このコンフェデを通じてその自分達のボール回しをどうやったらより効果的な攻撃につなげられるか、というのがチーム全体として分かってきた感じが見受けられた。しかも、“それ”はきちんと世界でも通じる攻撃として。

 

ただ、もちろんまだまだ精度を高めていく必要はある。特にブラジル戦の前半では、最初のオフサイド判定になった攻撃以外になかなか相手を崩す、というところまで行かなかった。というのは、相手のプレッシャーもそれまでの試合よりも高く日本選手の最初のトラップがミスになる事が多かったから。確かに後半は相手のプレッシャーも落ちて自分達のリズムをつかみ始めたけども、やはりWCで“勝ち”に行くためにはブラジル戦の前半のような厳しいプレッシャーの中で自分達のプレーを出していかなければ駄目だと思う。

 

それにしても、あの前半のブラジルのプレッシャーは凄かった。何が1番すごかったかというと、自分達のボールを取られた後のそのボールを取り返しに行く時の速さ!!

正直、今大会で俺自身、唯一プレッシャーを感じた時間帯だった。その為に俺も普段よりもミスが多かったし…。やはり、あの中でも落ち着いて自分のプレーが出来るようにならないと、と思ったしそれが分かったことは自分の中でも大きな収穫になった。

 

ブラジルはその攻撃力が注目される事が多いけども、俺は実際にはああいったボールを取りに行く早さ、相手へのプレッシャーの強さなどが“本当”のブラジルの強さなんじゃないかと思う。実際、ブラジルとメキシコの試合を見たときにも、日本があれだけパスを回されたメキシコでさえも3本のパスを連続で成功させることに苦労していたほど(結果はともかく)。あれは、大きく見習うべきプレーだと思う。

 

もう1つブラジルの素晴らしかったところを。

やはり攻撃の時の緩急のリズムの付け方はさすがだったと思う。特に、速攻へ移る時の早さとその迫力は凄かった。日本も確かに大会中に何度かの速攻をがあったけども、そこには“相手を崩す”という明確な意思はあっても、“相手を仕留める”というような意思がなかったように思う。

その点ブラジルは、“相手を完全に仕留める”という意思が感じられたし、俺自身守っていて”もう駄目だ”と思うことが何度かあった。あれは怖かった。

 

ちょっと攻撃の話が続いたので、今度は守備の話を…。

今大会を通じて明確になってきたことの1つに、守備をするときに今までのように相手にスペースを与えないように自陣の深いところまで下がるよりも、ある程度前に出てもう少し高い位置でプレッシャーを掛けた方がボールも取れるしその後の攻撃にも非常に有効である、ということ。これは、メキシコ戦の前半であり、ギリシャ戦であり、ブラジル戦の後半。

逆にメキシコ戦の後半やブラジル戦の前半なんかは相手にスペースを与えないように引いてしまった為に、相手に自由を与えて逆に相手に上手くおびき出されて崩されるケースが多かった。これもチームとしての相互理解を深めればチームの守備力は上がると思う。

 

チームとしてはこのあたりが大きな収穫だったと思う。後は、個人個人が何をどう感じてこの先どうやって行くか…。

俺個人としては、最終予選のバーレーン戦に続いてこの大会はボランチとしてずっとやったわけだけど、確かにあの位置でプレーするのは試合をコントロールしている感じが得られる時なんかもあって面白かった。ただ、やっぱりもうちょっと攻撃をしたいな、というのが正直なところ。

ただ、1試合目はある程度自由にやって2,3試合目は周りを見ながらやって、実際に2,3試合目のほうがチームとして上手く行ったのも事実。

と同時に、周りを見ながらやっているためにどこか押さえ気味にプレーをやる事が多く俺自身は100%の力を出し切ったという感じがあまりなかったのも事実。

これからはその辺をどう調節していくか、というのが俺の課題かな。後は、さっきも言ったようにブラジル戦でプレッシャーを感じてミスが多くなってしまった。と同時に、ブラジルのロナウジーニョやカカ、ロビーニョといった選手との“ボールを止める(止め方)”ことに対しての技術の大きな差を感じてしまった。これは大きな勉強になった。

 

日本代表にはこのあと、東アジア選手権が待っている。コンフェデでは、アジアの国々と対戦する時と違って、相手が引いて守ってくる、という事がなかった。だから、実際攻撃する時にもスペースがあったしやり易かった。はたして、今度の東アジア選手権でもコンフェデで築き上げ始めた攻撃をやり続ける事が出来るかどうか、というのが焦点だね。みんなもそれに注目してみると面白いかも。

 

ともかく、日本代表は世界に対して戦い始めた。ここから“勝ち抜く”チームになれるかどうかお楽しみに…。

 

今回のメールには番外編があります。こちら>>