2009.05.01

LIFE AFTER FOOTBALL PROJECT,START!!パート2

そして継続的に続けるためには、現実問題として何よりも難しい事業性。今まで試合に出場したことは数えきれない程あるけれど、チームを作ったり、試合を開催した経験は浅い。それでも継続的にこのプロジェクトをやっていく為には、事業として成立させる必要がある。(財団なので利益は出すことは出来なくても、赤字になってしまっては、気持ちはあっても継続することは出来ないからね。)

 

今回のプロジェクトを実施するにあたって、当初主催側の人たちと意見交換しながら考えた構想は、試合開催にかかる費用(選手の出場費を除く)や、物産展のイベントにかかる費用は、どうにか主催者側が地方自治体やその地方のサッカー協会の予算から、または協賛の獲得をして対応する、という役割分担だった。こちらが主催者としてやるのではなく、地方自治体やその地方のサッカー協会が、地域活性の為にも、自主性を持って動いてもらうためには、こういうやり方が良いのではないか、という俺の考えからだった。代わりに選手派遣に関する一切の経費はすべて財団で負担し、基本的に入場料収入はボール配布プロジェクトに活用していこうという構想であった。しかし実際には、主催者側が開催に必要な費用を捻出するのは非常に難しく、最終的な事業計画では入場料収入で、それらをまかなう事となった。

 

このLIFE AFTER FOOTBALL PROJECTでは、当初参加してくれる選手達に対して、少しでもきちんと対価(お金)を払うことが、無理なく継続して参加してもらえる事にもなるので、選手への対価は、財団へのスポンサー収入でまかなおうと考えていた。ただ、現在のJリーグなどを見ても分かるとおりに、この不況下で、様々なスポーツでも、スポンサーの撤退が相次ぎ、企業に頼った経営をしているチームは、非常に厳しい状況に置かれている。その一方で、興行の原点である、入場料収入を基盤にチーム運営を行っているチームは、やはり経営が安定している。現在は、有難いことに、TAKE ACTION F.C.にも主旨に賛同して支援してくれているスポンサーのお陰で、今回の甲府は選手の無償派遣は実現できた。が、多くの開催希望都市が名乗りをあげてくれている今の状況で、今後長い目で見た時に、スポンサーだけに頼る事業モデルは、不安定でもある。そういう意味でも、出来ることならば、選手への支払いも、入場料収入からまかなっていけるような事業プランに修正もしなくてはいけないと思うようになった。

 

しかしそれにより、「入場料収入から出来るだけ多くをボール購入し、世界に届けたい」と思っていたが、そのボールの購入費用が、少なくなってしまうことになった。しかしそれでも重要なのは”何個のボールが寄付できたか”ということだけではなくて、”如何にこの意義のある活動が続けられるか”ということだと思い直した。誰かを犠牲にするのではなく、誰にでも無理なく、継続できる仕組みが大切だから。継続できればボールの寄付も継続的にできるしね。だから、この先もこの形でやることを決めた。

 

今回のLIFE AFTER FOOTBALL PROJECTとしては、年間に1万個のボールを寄付することを当初の目標としていた。その目標を逆算して、年間に何試合、そして何人規模のスタジアムで行うべきか、チケットをいくらにしたらいいのかを考えてプランニングをしていた。さらには、出来るだけ多くの年齢層の人にも観に来てもらいたい、という願いもあり、チケットの値段を出来るだけ安く設定し、65歳以上の人を1500人、無料招待をすることにした。

 

しかし、TAKE ACTION F.C.のチーム運営、また試合運営などにかかる費用が上記に記したように、はじめの構想のようには回らないことが分かり、今回は、どうにか問題も無く試合を開催することが出来たけれど、年間何試合かをやっていくことを考えると、次回からはこの辺のプランも考え直さなければならないと、今回1番の反省材料になった。ただ嬉しいのは、こんな状況だけれども、実は今回の山梨の試合での収支だけでも、年間目標だったらボール1万個の寄付がどうにか実現できる見通しだという情報が入ったこと。この辺の細かいことについては、また試合の収支などと含めてしっかりと報告することにします。

 

チケットの対価に見合う(それ以上の)魅せるサッカーでまずは観客が喜んでくれる。そしてこの試合を機にサッカーの振興にも繋がる。また試合をやることによって、メディアもその地方に注目してくれて、その土地のPRにも、活性化にも繋がる。TAKE ACTION F.C. の選手も、仕事としてもサッカーを楽しんでもらって、対戦相手の若い選手達も、モチベーションアップになる。こうした新しい取組みを支援してくれるスポンサーは、企業の社会貢献活動として進める事ができ、そして、生活環境の厳しい地域のこどもたちに数多くのサッカーボールが渡る。この活動に関わる人みんながハッピーになるような事業モデルをどうしても実現したいと思っている。それもこの事業を俺がやる目的だからね。

 

それでも思考錯誤・・。

 

 

つづく