1999.12.17
この頃……
ずーっと思っていたんだけど、日本のマスコミって(海外はよく知らないけど)何か事が起こると、「容疑」とか「疑惑」とかまだ確定でないのにも拘わらず、いろんな物事を大々的に報じるでしょう? あたかも、決まったかのように……。
しかも、それが違っていたとしても、その事に対して、何の対処もしない。
たとえ大きく誤報を流しても、それについての謝罪文は見つけられないほどにほんの小さな記事だとかね……。
これって本当に名誉毀損だと思うし、その人には一生その事が付きまとうことを考えているのだろうか? だって、その人が何をやったかということよりも、その人が「~疑惑」、「~容疑」と報じられたことの方が心に残るでしょう? その上、顔写真まであったとすると……。そのダメージを何にも考えていないんだよね!!
今日の俺の騒動にしたってそうだ!! 朝には、大きく疑惑!! 夕方には、白になった!! 馬鹿みたい……。
それに、もし俺がドーピングをやっていたとしたら、大活躍をして死んでいるはずですよね、龍さん?(笑)(編集部注*村上龍著「悪魔のパス、天使のゴール」参照)
12月12日 第13節 対PIACENZA
何にもない試合だった。コメントのしようがない。
昨年のアウェーでどうしようもなかった頃のペルージャに戻ってしまった試合だった。
守っているだけで、ほとんど攻めない!! 時折攻めても人数がいないために単発。
引き分けに終わったのが本当に素晴らしく感じるくらい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(コメント不可能)。Ciao!!
12月15日 コッパ・イタリア 対FIORENTINA(アウェー)
ここ2試合勝っていないし、ホームで1-0で勝っていることもあって、どうにか良い結果を残したい試合だった。
しかし、試合が始まってすぐにその気持ちは……。開始1分、コーナーキックから先制されてしまう。その後も相手の猛攻に耐えるだけの時間が続き、前半15 分くらいに2点目を取られてしまう。ペルージャの方は、どうにか攻めようとするが、パス繋ぎが上手くいかず、逆にその攻めようとしたところを相手につかれてピンチを数多く招く。前半は、ほとんど守っているだけで、0-2で終わったのが不思議なくらいだった。
後半に入り、ラパイッチ、アモルーゾ、BAが入ってくる。これでチームが活性化したのか、攻撃にだいぶ力が入る。しかし、どうしても最後の崩しからが上手くいかない。結局最後まで相手を崩しきれずに試合が終わってしまった。
ホーム&アウェーの合計点を合わせて、1-2、フィオレンティーナの勝利。俺達のコッパ・イタリアはここで終了した。
それにしても、最近、試合中にボールを触る回数がグッと減った。何故かというと、もちろん相手のチームが俺にマンマークを付けているからだ。しかし、そんなことは今までJリーグでも、日本代表でも多々あったことだ。でも、なんでペルージャではこんなにボールが来ないんだろうか? それは、前回のMailでも書いたが、俺へのボールの供給源は、2人のボランチ(MF)、すなわち昨日だったらテデスコとビーゾリ、この2人。この2人からのボールが俺に来ないからだ。ペルージャの場合に両サイドのディフェンスがボールを持った場合は、かなり高い確率でそのまま前線にだす。そこにいるのは、ラパイッチとBA。その 2人にボールが入った時点では、相手のディフェンスもだいぶ厳しくなっていて、俺がボールをもらうのが大変になる。では、中盤の2人がボールを持った場合を考えてみよう。この2人は当然相手も、ある程度のプレッシャーを掛けてくる。だって、ここでボールが取れれば速攻を掛けやすいからだ。だから、もちろんこの2人が良い形でボールをもらうのが苦しいのは分かっている。
しかし、どうにかしてボールを出してもらわないと、俺も潰れてしまう。だから、この2人が1タッチ2タッチでパスを回せるように俺は動き出す。が、なかなかまだ息が合わずに上手くもらうことは出来ない。結果、俺の頭をボールが越えていってしまうことになる。そうなると、うちのFWは1人なだけに、相手にボールを取られてしまう確率が高い。っとまあ、こんな感じの悪循環。この問題は、今後も付いて回るモノだから、どうにかして解決をせねば!!
それでは、前回話し損ねたワイン工場に行ったときの話をちょっと……。
その日は、いつものレストランに朝10時集合。そこから、ワイン工場へ向けて1時間半くらいのドライブ。
午前11時半、最初のワイン工場に到着。場所は山の中だけど、見晴らしはよく、ブドウ畑がとっても綺麗。天気も良かった。
さっそく工場見学、と思ったんだけど朝ご飯を食べてこなかったので、まずはちょっと軽食を出してもらった。
クラッカーにチーズ、そしてさっそくワインを。お腹が空いていることを差し引いてもどれも美味しかった。ワインは、その味、強さを比べるかのように4種類も出してくれた。お腹が空いていたので、最初から少し酔っぱらう。
お腹が落ち着いてきたところで、工場見学開始!! そういえば小さい頃、生まれ故郷・山梨の「サントリー」の工場見学にも行ったな……。
工場の中の様子は、ちょっと説明するのが難しいので、飛ばします(笑)。
まあ、サントリーのワイン工場と違ったのは、建物がとっても古くて、まさしく天然の蔵って感じ。そして、工場内をひととおり見終わったのが1時。みんなお腹が空いてきたので、昼食へ……。
近くの街まで車で走ること15分、小さいけれど、景色が最高なレストランに着きました。この日は本当に天気が良かったので、窓際の席は最高の展望台。ただ、ちょっと陽がまぶしくてサングラスが必要だったけど……(笑)。
2種類のコースをそれぞれ1つ選んだ。2つは、主に魚と肉のメインで分かれている。しかし、メインが魚の人は前菜等を肉中心で、メインが肉の人は前菜等を魚中心で、というとっても気の利いたメニューだった。俺は、肉がメインのコースを選んだ。
俺は、野菜が苦手なのでちょっとみんなとは違ったスペシャルメニュー。前菜は、エビ。このエビが、イタリアに来てからというモノ、こんなに美味しいエビを食べたのは初めて、というくらい美味しかった。特に変わった料理というわけではないのだが、モノが良かったのだろうか……。
また、食事とワインがよくあった。俺はワインの知識はまったくというほどないのだが、自分が美味いと感じれば他人がどううんちくをたれようが、何を言っても自分にとって美味しいワインは良いと思う。
パスタは、魚介類のパスタ。これもまた、あっさりとして美味しい。ペルージャは、山の中で海がないためになかなか魚介類は食べられない。久しぶりにこんなに美味しい魚介類を食べて感激!! そしてメインの肉。…………………覚えていない。ワインを飲み過ぎたのかな……。美味しかったのは覚えているんだけど、どんなモノだったか……。一緒に来たおやじの中に、ワインを取り扱っている仕事をしている人がいたために、さすがに選んだワインは美味しかった。おかげで飲み過ぎてしまったが……。
デザートまで楽しんだ俺達は、みんないい気分。俺は、これでてっきり帰るのかと思ったら、まだ違うワイン工場へ行くと言い出した。
もう酔っぱらっているっちゅうに!! しかし、そこは俺も男!! 行きましたよ、飲みに……。
行ったところはペルージャから30kmくらいしか離れていないところだったのだが、牧場もあってのんびりとしたところだった。
そこでは、主に「ヴィンサント」と呼ばれるモノを作っていた。これは、ちょっとしたときにビスケットなどと一緒に飲むものだ、ッたかな?(笑)
このお酒は、非常に甘く飲みやすい。ッテ事で、また飲んだ!! もちろん工場見学を終えてからね!!
ぐるぐるぐる~~~、目が回る~。時間は、夜の19時過ぎ。1日飲んでいるよ、俺達。それにしても楽しい社会科見学だったな。
ちなみに、最初に行ったところでお土産のワインをもらった。「CASTELLO DI FOTERUTOLI」という名の……。見つけたら飲んでみてね!!
19日は今年最後の試合、ボローニャ戦。ここ3試合スッキリしないのが続いているし、ここいらで一ッ発!! そして、良い年末年始を迎えるのだ!!