2008.07.15

「TAKE ACTION! 2008 !!」パート2

※「TAKE ACTION! 2008 !!」パート1はこちら

 

何故俺が、“これが仕事にならなければならない”と言い続けるのか。それは、このようなことは、継続することに意味があると強く感じるからだ。

 

これまで俺も数々のCharity Matchに参加させてもらったが、回数を経るごとに、こういったCharity Matchのオーガナイズの仕方が見えてきて、その苦労もだいぶ分かってきた。だからこそ、Charity Matchという考えそのものに限界があることを知ったし、サッカーを通じた楽しい社会貢献という考えを、より大きなものにしていくための方法を、一人旅をしながら色々と考えていた。ここでいうCharity Matchというのは、観客から寄付を集める目的のマッチで、運営する側も、参加する選手も、利益をとらずに、ボランティアで行うというもののことである。

 

でも俺は何かが違うと思った。そして自分が出した結論は、目的が達成される為にも、“関わる全ての人にとってプラス(喜び、楽しみ、お金、モノ等)にならなければならない”だった。

 

ボランティアで無償が条件となると、現実的に何よりも外国人選手の招聘が大変。現役の選手には一年の間に限られた時間しか休みがない。その休みの時期に、たとえ意義に賛同して参加したいと思っても、どの選手にも現実がある。彼らだって来たくない訳じゃない。逆に、趣旨に賛同すれば、“Charity Match”には出来る限り協力したいという人がほとんど。でも、実際少ない休みの中で家族のことや他にも個人的なスポンサー等の用事が突然出来た場合などは、“無償で協力する試合”よりもそちらを優先しなくてはいけないことは当たり前だ。だから、このような試合を企画しても、かなり前からその約束を取り付けるのは至難の業だし、ドタキャンがあったとしても、選手を責めることなど出来ない。それでも、選手が集まらないことには、試合は出来ない。

 

だから、多くのCharity Matchでは試合に必要な44人(前後半で全員替えても)よりずっと多くの選手にコンタクトを取るのが通常。それでも、試合をオーガナイズする方は、試合の前日に、必要最低限の選手が揃うまでは気が気でない。やはりより多くの意義ある試合をやっていくのであれば、選手の確保を如何にスムースに行えるかが、一番大事だと思う。今回は、特に日本人選手達には協力もしてもらったし、みんな舞台裏の苦労を理解してくれて、大したメリットもないのに、力を貸してもらった。本当に感謝している。

 

でも今後は、やはり選手には“無償”ではなく、お金ではないとしても、その選手に敬意を払い、メリットを作ることが、非常に大事なんだと思った。これは、別に選手が冷たいとか、そういう事ではなく、現実的な問題としてである。やはり、彼らにもより積極的に参加してもらえるようなそんな“仕組み”を作ることが大事だと思う。それは必ずしも出演料を払うということとは限らない。それも一つの例ではあるが、世界的に活躍する高い契約金をもらっている選手にとっては、いくら支払ったところで、例えは悪いが、雀の涙のようなものだろう。でも、お金ではなく、試合の前後で家族と過ごすためのバカンスを特別にこちらでオーガナイズしたり、選手が魅力に感じる勝利チームボーナス(決してお金ということではない。)やMVPを付けたりする事など(通常のCharity Matchでは絶対にあり得ない)で、いわゆるお金にかえられない価値をつけるということが、継続して行く為には大切なのではないかと思う。

 

つづく(パート3はこちら)

※今回の Hide’s Mail は4回に分けてお届けします