2007.08.28

夏!!

8月ももうすぐ終わり、暦の上でも夏が過ぎ、もう秋か・・。しかし、そんなことは全く関係なく、すごい暑さだね。今年の夏は日本もかなり暑かった(暑い)と聞いているけど、やっぱりGlobal Warmingが関係しているのだろうか。

幸いにも、俺が旅をしている街は暑いには暑いけれども、湿気が全くと言っていいほどないので、日陰に入れば涼しいし、ちょっと風が吹けばたとえ太陽の下でも汗をかくことはほとんどない。しかし、しっかりと日焼けはしてしまい、手も足も真っ黒!!そのせいか、サングラスをかけていると、まず日本人として見られることがないくらい(苦笑)。

 

俺の旅の方は相変わらず、順調に続いており、7月中旬には久しぶりに韓国に行き、その後は、(問題の)モンゴル、そして中国、 Kazakhstan,Kyrgyzstan,Russia,Uzbekistan(カザフスタン、キルギス、ロシア、ウズベキスタン)と中央アジアを中心に旅を続け、最後はTurkmenistaに行ってシルクロードの旅を終えた。この中央アジアの旅は、確かにその文化もそうだが、何よりも“人を見ていること”が楽しかった。

 

韓国は(といっても、いつもSeoulなんだけど)好きな国の1つで、最近では出来るだけ1年に1回は行こうと思っているくらい。メインの目的は、もちろん美味しいご飯を食べること(笑)!!そして、友達に会うこと。今回も美味しい焼肉屋さん、見つけたよ~。

そのお店の名前は残念ながら覚えていないんだけど、住所と電話番号は覚えているので住所だけ書いておくね。

 

住所:657-17 , Sinsa-dong Gangnam-gu  電話:02 546 2229

 

ここは豚焼き肉があったりするんだけど、何が旨かったって、それはしゃぶしゃぶに使うような薄い肉にタレをしっかりとしみこませたヤツ!!その旨さったら!!特にしろご飯との相性は抜群!!次回からは俺の定番の店になりそう。

 

今回のもう1つの大発見は、韓国の赤ワイン“Pokpunja”!!コレは、ラズベリーから作ったお酒で甘くて非常に飲みやすい。まるで口当たりのいいジュースのよう。しかし、お酒の度数は普通のワイン並み。なんとなく、俺がイタリアで見つけたランブルスコと似ていて、炭酸を抜いたらこうなるって感じ。でも、本当に美味しくて、今回の旅でも何本飲んだことやら・・。

 

ある夜は、5月にモナコであった映画祭で友達になった韓国の映画監督と一緒にご飯を食べに行ったんだけど、その後彼らが友達を呼び、最終的に俺たちは20人くらいのグループになっていた。で、そこでみんなで飲んだのがポップンジャ(というのも、俺が飲みたいと言ったからだが・・)!!

普段彼らは、ウィスキーやビールをかなりの量飲むらしいけど、ポプンジャは苦手だったのか、酒が強いと言われる韓国人達は、どんどん撃沈していき、気がついたら俺を含めて4人ほどしか残っていなかった。さすがに俺も翌日は辛かったが・・。でも楽しかった。

 

こうして、韓国を十分楽しんだあとに向かったのは“モンゴル”!!モンゴルには一度、4月頭に行こうとしてVisaも取得していたんだけど、その時期はまだ寒い、と言われ結局一度は断念。そして、今回いよいよ満を持してモンゴル上陸!!

 

みんなはモンゴルというとどういうイメージ?やっぱり、大草原での乗馬や砂漠でのラクダ?

それに、ゲル(遊牧民の家)みたいな感じかな?実際、俺もモンゴルを訪れるまではそういうイメージを持っていたんだけども、これがまた首都の Ulaanbaatar(ウランバートル)に到着してその違いにビックリ!!さすがに、空港近辺は“イメージ通りのモンゴル”という感じだったが、街に一歩入ると、とにかく沢山のビルが建設中で、街が急成長しているのを感じさせられた。しかも、日本のローミング携帯もヨーロッパの携帯も普通に使えた。噂では、まだモンゴルでは繋がらないって聞いていたんだけど、ネット環境なんかも結構良く、Hotelなどでは普通にワイヤレスが使えた。

 

モンゴルでは、Govi砂漠に行ったり草原で馬に乗ったりもした。Govi砂漠はやはり、このモンゴルの旅の中では1番印象に残った場所。砂漠と言うからには、相当暑く、草1本も生えていないかと思っていたが、実際は砂だけの砂漠というポイントは、ほんの少しで、砂漠全体には、随分と草が生えていた。でも、何よりその雄大な景色。これぞ地平線!!という見本のような景色を見ることが出来た。そして、なんと言ってもその夜空の美しさは、これまで見たどの夜空よりも美しく、満点の星、というのはこういう事を言うんだろうな、と思った。

 

俺が泊まったのは、Three Camel LodgeというEco – Lodge。

 

Three Camel Lodge

http://www.threecamellodge.com/

 

ゲル(部屋)の電気はすべて太陽熱でまかなわれ、電話やシャワーはおろか、電源さえももちろん部屋にはない。ただ、シャワーは中央のMain Lodgeで24時間浴びられることになっている(夜はさすがにほとんど電気も付いていないような状態だから、異常に怖いけどね・苦笑)。

もちろん周りに建物は一切なく、だから余分な光もない。だからその夜の星空の美しさが一層光り輝く。やることと言えば、限りない地平線を自転車で走ったり(どこまで行っても一直線だが)、広大な景色を目の前にゆったりと風に揺られながら本を読む。しかし、これがまた贅沢に思えるから、面白い。本当に、何もしない贅沢、というのを感じられる場所だと思った。この体験は是非ともお勧め!!

 

首都Ulaanbaatarでは、そこから40分ほど行ったところに来夏正式オープンする、草原のど真ん中に建てられた某ゲルホテルに泊まらせてもらった。ファシリティはモンゴルとは思えない位に、とにかく素晴らしい。ゲルであるが、電気はもちろんのこと、シャワーもバスも完璧。世界トップのリゾートに匹敵するホテルになるであろうと予想される。詳細は今はまだ言えないけれど、壮大な草原の風を堪能できる素晴らしい場所だ。

 

モンゴルでは乗馬がやはりお勧め。俺も滞在中に何度か乗馬をやった。しかし、乗馬はやればやるほど難しいと思う。上手く言うことを聞いてくれずに全く走らなかったり、または逆に速く走りすぎたり・・。俺は2度ほど落馬した。が、たまに馬が自分の思いとおりに走ってくれ、馬との一体感を得たときの爽快感はたまらなかった。これからも機会があれば、乗馬は続けていきたいと思った。

 

モンゴルで主食となる肉は、やはりラムやマトン。これに加えてビーフもよく食べるが、チキンやポークはほとんど食べない。俺は、“血を全く出さずに捌く”と噂に名高い、遊牧民の羊の屠殺を見る機会が運良くあった。

 

まずは、朝から何も食べさせていない羊を1匹用意する。コレは、内蔵を空にするため。そして、運んできたその羊を仰向けにする。1人が胴体を抱えるように、もう1人が両足を捕まえる。そして、中腹部分を5cmほど鋭いナイフでススッ~と切る。が、羊は外皮の中にもう1枚内皮があるので、ほとんど血は出ない。そして、その少しだけ切った箇所から手を突っ込み、心臓につながる1番大きい動脈だか静脈をひねる。羊はその時に、ちょっとだけぴくぴくと反応はするが声を出したり暴れたりは全くしなかった。そして、15秒位すると、ぱたっと静かに崩れ落ちた。瞳孔は開いていた。死んだんだろう。

 

そして、そこから見事な解体が始まった。本当に噂通り、大地に血を一滴も流す事のない、無駄のない捌き方。毛は毛皮としてもちろん売るし、内臓も全て、食べるか売るらしい。肉という肉はもちろんその夜の食事に。腸の中身も全部出して、そこには、血を詰めてソーセージとして食べる。使わないのは骨と頭くらいか。人によっては頭も砕いて食べるらしい。本当に見事としか言いようがない。“生きるため”という言葉がぴったりの無駄のなさ。肉は、火で温めた容器に焼いた石と共に入れる。そこに、タマネギやジャガイモそれに水や塩を入れる。内臓は内臓で別の容器に水にとともに入れて沸騰させていた。そして、 4,50分くらいそのままにしておくと出来上がる。スープは、羊の油がきつく、さすがに沢山の量は飲めないが、味は美味しかった。そして、メインの肉!! 癖が強いんだろうな、と思って食べてみると、コレが全く癖がなくてビックリ!!正直、こんなに美味しい羊肉を食べたのは初めて!!やっぱり、捌きたてだからなのだろうか?苦しまずに死ぬ事によって、肉が硬直しないからやわらかいんだとも聞いた。正直なところ、俺は羊は結構苦手で、ほとんど食べることがないが(モンゴルにも1週間にてこのとき以外は食べなかったくらい)、このとき食べた羊の肉は、俺のそれまでのイメージを覆すくらい美味しかった。モンゴルに行く機会がある人は是非とも試してみてもらいたい。

 

俺にとって初めてのモンゴルは、非常に興味深いものになった。

当初は、1週間はちょっと長いかな~なんて思いながら行ったが、本当にあっという間に過ぎてしまった。冬のモンゴルは寒さが厳しいと言うが、今度はそんなモンゴルを体験しに行ってみたいと思う。

 

そして、次に向かったのは中国!!最近は何かと中国に行く機会が多く、特に北京に関しては本当に良く訪れるようになった。北京は2008年のオリンピックがあることもあると思うが、その変化の早さは目を見張るものがある。行くたびに、毎回新しいHotel,新しいレストラン、新しいクラブなどが出来ている。しかし、今回はそんな北京には一泊だけしかしなかった。というのも、今回の目的地は中国北西部にある“烏魯木斉”という街だったからだ。

 

この街に向かった目的は、この街から俺の“シルクロードの旅”を始めるため。本来ならば、“カシュガル”の方が良かったのかもしれないが、何故かこの読み方も分からないような地方都市“烏魯木斉”に惹かれたから。

 

中国の国の大きさや人口の多さを実感するのは、地方都市を訪れたときだと思う。俺の中国人の友達も行ったことがないような、この地方都市“烏魯木 斉”。実際に訪れてみると、その街の大きさ、人の多さ、空港の設備の良さなど本当にビックリする。これで地方都市か!!と思うほど。今回は2日間ほどしかいなく、ゆっくりと色々と見る時間はなかったが、その中で1番ビックリしたというか新鮮だった体験は、“ウィグル族”の人々に会えたこと。彼等はその容姿は中国人とはかけ離れているが、中国語を完璧に操り、この地方に住んでいる。見た目はどちらかといえば、インド人を白くしたような感じだろうか。独自の言語を持ち、その文字はまるでヒンドゥーかイスラムのような感じ。本当に新たな民族を発見したような感じだった。本当に世界は広い!!

 

 

そして、ここから俺のスタン・スタン(…スタンという国の総称)周りが始まった…。

 

 

つづく