2006.06.09

FIFA WORLD CUP GERMANY 2006 開幕!!

いよいよ今日、6月9日 18:00 Kick Off のドイツ対コスタリカの試合でFIFA WORLD CUP GERMANY 2006が開幕する。正直、この合宿地Bonnで練習場とHotelの往復の毎日だと、今日からWCが始まるなんて感じが全くしない。食事会場にある大画面を見ながら夕食を食べたり、ほかのチームの試合を見て、ようやく初めて実感が沸いてくるんだろうな。

 

そして、我等が日本の試合はみんなも知っての通り、3日後の12日から始まる。初戦は対オーストラリア。俺は、この試合がこの予選リーグ突破への、いや、もしかするとこの大会を通じての“鍵”となるかもしれないと思っている。

 

今の日本は、実力から言えば、この大会でも上位に入れる力を持っていると思う。ただ、先のドイツ戦や、マルタ戦で見ても分かるとおり、問題はその実力を常に一定に出せない事!!

 

ドイツ戦の前半20分ほど、マルタ戦全般、これはその悪いときの状態で、ドイツ戦に関しては相手のプレッシャーから慌ててしまい、本来の自分たちの実力を忘れてしまいミスが多くなってしまった。が、徐々にボールをまわせるようになってからは自信を取り戻し、本来の実力を出せるようになった。マルタ戦に関しては、相手をなめていたのか過剰な自信を持ち、余裕を持ってプレーをし過ぎていた。

 

このマルタ戦、俺が1番残念だったのは、ミスが多かった事でもワールドカップ初戦に向けて大勝できなかった事でもない。何よりも残念だったのは、相手をなめたプレー(ちんたら相手に合わせたパス回し、そして何よりも走らないこと)を試合通してしていた事。日本の良さとされるパス回しの速さやプレスの速さは、すべて“走る”というところからきている。

 

ボールのないところで味方を信じ“走る”事によって、パスコースをより多く作る事が出来る。それがワンタッチ・ツータッチでの速いパス回しを生む。そして、 FWからDFまでが“さぼらず”に無駄とも思える“走り”をすることによって相手のパスコースを消し、それが相手への速いプレッシャーを生む。

これがすべて日本の“基礎”だと思う。

 

日本の選手の技術は高いと思う。ただ、それを最大限に生かすためには出来る限り相手との接触を避けねばならない。この間のドイツもそうだし、今度のオーストラリアも平均的に日本の選手よりも体も大きく接触プレーには強い。日本はその“走り”によってどれだけこの接触プレーを避けて戦えるかが、キーになってくると思う。

 

日本には“都合”の良いことに、ここ最近は先週の寒空が嘘かのように天気もよくなり、気温も上がってきた。この高くなってきた気温の下で、日本のように走れるチームはなかなかないだろうし、いかにまじめにひたむきに走れるかが試合を左右してくると思う。

 

オーストラリア戦、合言葉は“Run Run Run”。これが自信を持って戦うための言葉だと思う。

 

最後に……。

ミスというものは、積極的にプレイをするためには、いつでもありえることで、それを選手が気にしていてはいけない。ミスすることを恐れては勝利はない。それがどんなに大きなミスであっても、ミスしたことを後悔はしない。それも自分の実力の一部であるし、勝つためには避けて通れないチャレンジだから。がしかし、途中で挑むことを妥協したり、自分自身に甘えが出たり……それだけは一生後悔すると思う。

 

出来れば、みんなにも覚えていてほしい。PKを外した、オウンゴールをしてしまったなどの、直接得点に結びつくミスであったとしても、それ以外の些細なミスであっても、これからの戦い、選手達のミスを責めるような事はしないで欲しい。

 

何よりも重要なのは、それ以外のところで、何をしたのか、全力を出してやったかどうか、だと思うから……。