2002.12.07

師走!!

題名のとおり、今年もいよいよ残り1カ月を切ったね。

今年は日本と韓国でのWC(トイレじゃないよ、分かっているっちゅうに!!)があり、日本サッカー界(韓国サッカーにも)にとっても、非常に重要な年だったね。

でも、こういった一大イベントも、終わってしまえばいつのこと? 今思うとだいぶ前に行われたような気がするのは、俺だけじゃないでしょう!!

まあ、それだけ時間が経つのが早いっていうのと、毎日いろいろとあるんだということだろうね!! ともかく、年末は何かと忙しく、またこれからどんどん寒くなるだろうし、体調を崩しやすい季節なので、くれぐれも身体には気を付けて楽しい年末を迎えよう~!!

 

さて、サッカーの話だけど……。

この間の日曜日にTorinoで行われたTorino対Parma!!

いや~こんな試合もあるもんだ、っていう感じの試合だったね。

Torinoはこれまでなかなか勝ち星を挙げられるず、チーム状況が悪いのも確かなんだろうけど、残念ながら選手全体に覇気がなく、ここ数年、本当にセリエAに定着しているとは思えないほどのチーム状況だった。

こういう厳しい状況の時こそ、“気持ち”というものが大事になってくると思うんだけど、正直いってそれも今のTorinoには感じられなかったね。

にが~~~い経験だけども、そういうParmaも、昨年こういった状況に陥った時があったから、この状況下の選手の気持ちはよく分かるんだけど……。

 

一方、Parmaの方は、前節のRoma戦の勝ちが大きく影響しているのか、チーム全体に自信があふれていた。その結果、ブリーギのセリエA初得点を始め、Mutuの直接FKからのゴールで前半の20分くらいにはすでに2-0とリードしていた。

Torinoはこの時点で、すでにやる気を失ったのか、後はParmaのやりたい放題。

後半に入ってもその勢いは止まらず、今回はそれをさらに上回った。

 

これらの結果を見ると、突然Parmaが強くなったのか、というような錯覚に襲われそうになるが、残念ながらそうではないと思う。これまでの試合でも、得点を取るチャンスは再三あったのに、決めきれず、結局無駄な得点を相手に与えてしまった、ということが多々あった。でも、ようやく今になってやっと、得点を取るチャンスをうまくモノに出来るようになってきたってところだと思う。ともかく、今のParmaに大事なのは、この結果に驕ることなく自分たちのリズムを崩さず、且つ自信を持って自分たちのサッカーをやり続けることだと思う。といっても、もちろん細かい修正場所はたくさんあるけどね!!

 

そしてTorino戦の俺だけども、いや~~~外しちゃったね、あのループシュート!! あの時の気持ちを一部始終書くと、

 

ボールが来た瞬間:  相手のDFの足にボールが当たってクリアーされるかな? あっ、届かなかった。えっ、マジ? どフリー???

 

トラップした瞬間:  トラップも落ち着いて出来たし、さてさてゴールキーパーはどうするかな? あっ、出てきたな。じゃあ、どこへシュートしようか?

 

シュートの瞬間:  (まずはキーパーの右を見て、次に左を見て)右に転がして打てば入りそうだな。(その瞬間に)あっ、そういえば昨日(試合前日の土曜日)のアーセナルの試合でアンリがPKの時にループシュートで決めていたな~。ちょうどこの状況で使えるかも。よ~し、いざループシューーーーーーーーート!!

 

シュートした瞬間:  チョンッ(シュートの音)。あっやば、ちょっと強かったかな~。入れ~入れ~入れ~……。バンッ(バーに当たる音)。ガガガガーーーーーーーーーン・ガガガガーーーーーーーーーン(ベートーベンの「運命」ふうにね)やっちゃった~~~。

 

ってな感じですかね。この得点チャンスを決められなかったのは、本当に残念だったけども、このループシュートを出来たことに対しては嬉しかったな。なかなかチャレンジするチャンスはないからね。

 

しか~し、後日ちょっと腹立たしいことも……。このループシュートに対して、何人かのサッカー関係者に、あの状況ではちゃんとシュートを打て、と言われた。

ちゃんとシュートを打つ? どういうことなんだ? ループシュートはちゃんとしたシュートじゃないっていうのかな?

シュートといっても、その状況にあった打ち方って状況によっては、いろいろあると思うんだよね。毎回思いきり打てばいいってもんじゃない。

で、あの状況で、俺が選択したのはループシュートであったっていうだけで、俺としてはあれがあの時の最良のシュートの方法だと思っているんだけど……。

まったく、得点至上主義の考え方は、時として本当につまらないな~なんて思った。

 

まあ、ともかくこのシュートミスはその後の2アシストで帳消しってことで……ね(笑)。

 

 

今度の日曜日はREGGINAとの試合。

これはもう俺が言うまでもなく、みんな知っていると思うけど俊輔がいるチームだね。俊輔がイタリアに来てから、この間のジャマイカ戦の時以外、話をしていないから詳しい彼の状況はよく分からないけども、俊輔自身は、かなり頑張っているようだね。

前節のChievoとの試合を見たけども、確かにチームも良かったのもあるけども、前半は特に俊輔が起点となってたくさんのチャンスを作っていたし、ゴールも決めたよね。俺がそうであったように、俊輔にとっても、特に1年目は「ゴールを決める」という分かりやすい結果を出さない限りは、周りから認めてもらえ難いし、そういった意味では、彼は非常に順調にいっているんじゃないかな。

 

ただ、チームとしてはかなり厳しい状況だよね。

ここ数試合では、ある程度ポイントを稼いでいるとはいえ、なかなか勝ちという結果が出ていない。その上、木曜日にあったCOPPA ITALIAでも第1戦をJuveに負けてしまったので、第2戦があるとはいえ、かなり厳しい状況。

だから、このParmaとの試合では、何が何でも白星を挙げたいところだよね。

絶対に勝ち点を挙げに来るだろうね。

Parmaとしてもこの順位だけを見て、舐めてかかると絶対にやられてしまうと思う。最初からMilanやRomaを相手したときのように、相手に挑む気持ちを持ってやることが大事だろうね!!

 

それにしても、日本だけではなくてイタリアでも、“nakata 対 nakamura”みたいな日本人対決が騒がれている。俺がまだPerugiaにいる頃に、名波がいたVeneziaとの試合の時もそうだったよね。あれから3年経った。

それにもかかわらず、未だに日本人選手がこういう見方をされているっていうのは、まだまだ日本人が、イタリアのサッカー界において、認知されていないって証拠。何か寂しいよね。認知というとおかしいのかもしれないけども、まだこうやって日本人がヨーロッパでプレイすることが“普通”として見られていないっていうことだからね。 まあ、周りがいくら騒ごうとも、サッカーは11人でやるものだしね!!

俺は、今までどおりにやるだけだね。

 

そして、Torino戦で果たした初の今季2連勝!! それを3連勝に出来るように頑張りま~す!!

あっ、あとどうにかループシュートのかたきを……!!(笑)

じゃあ、またねー。