2003.03.22

言論の自由

……久しぶりに何から書こうか考えちゃったよ。

先週のMailがイタリアと日本のマスコミの間でキャッチボールをされて、変な騒ぎになっちゃったからね。

確かにいつでも話題を探しているマスコミにとっては、今回のことは扱いやすい話だということは書く前から分かっていたけども、あそこまで大きくなるとは……。

 

それにしても、正直なところ俺は新聞も読まないし、TVもほとんど見ないからマスコミがどのように報道していたのかはっきりしたところは知らないけども、みんなからのMailを見ている限りでは、“俺と監督の間に確執がある”とか“俺が監督に猛烈に反抗した”みたいなことになっているみたいだね。

でも、どこをどう読んだらあの文章がそう読めるんだろう? よく分からない。

まったく、彼らの想像力には恐れ入るよ(苦笑)。おっと、これ以上書いたら、またどんなことを言われるか分からないから、そろそろ止めておかないと……(笑)。

 

でも、本当に唯一こうやって自分の心情を語れるこのHPなのに、それが曲げられて(要約されて)報道されてそれが多くの問題を生むようになったら、本当に思っていることを書けなくなってしまうよね。それこそ、ペンへの弾圧だ~~~なんて……(いっぱしのジャーナリスト気分)!! もちろん、そんなものには負けないように好きなことを書きつづけるけど……(笑)。だって、じゃないとこのHPを始めた意義がなくなるからね!!

 

さてさて、Chievo戦に話を移そうか。

まず、なによりも試合が始まるまでは俺が試合に出るかどうか気になるところだったんじゃないかな? あの騒動の後だったし……。

で、結果は……残念ながら今までと同じポジションでの出場。

 

そして試合はというと……。

試合開始から、Chievoの良いところが全部出ているような試合だった。俺が考える彼らの一番素晴らしいところは、お互いの動きをきちんと分かっていて、すべての動きに意味があるということ。たとえば、ボールを持っている選手に対して、1人の選手はその選手がドリブルできるスペースをつくる動きをして、もう1人の選手はパスをもらう動き、また違う選手もボールをすぐにもらえる動き、そのまた違う選手はその次のボールを予測してダイレクトでボールをもらえる動き……等々。要はすべてが流動的で、まるで記憶の中でサッカーをやっているようなんだよね。

 

今のParmaに決定的に足りないのはこれなんだよね。

でも、このChievo戦の4点目は、俺は自分の得点以上に嬉しかったな。というのも、俺がボールをまだ持っている時に、ラモシが俺を追い越して、相手の裏に入った結果、生まれた得点だから。

 

要は、動きに的確な意図があったってこと。

そして、もちろんそれが結果につながったことも含めてね!!

しかし、今のParmaには、その場を切り抜けるだけの意図しか感じられないことが多い。詰まったから、パスを出すっていうような……。結果ダイレクトパスなんてのも、ほとんどないよね。ここがParmaの攻撃をより良いものにするための課題だと思う。

 

話は飛んじゃったけど、試合内容の方はというと、やっぱり今までと変わりなかったね。早い時間の得点で1-0とリードしていたものの、いつ同点、逆転されていたか分からない状況だった。ただ、相手が俺へのファールで1人退場になってからは、1点リードしていたこともあってかなり有利に試合を運べ、さらには追加点が早めに入ったこともあって結果的には4-0という大勝になったけども……。

でも、良かったのはそんな中でも相手に1点も許さなかったところだね。Parmaはこれまで失点0で抑えた試合というのは、本当に数えるほどしかないし、逆に得点が“出来なかった”試合というのは少ない。ということは、勝利数を増やすためにも、失点0の試合が増えていけば……。もちろん、言うほど簡単じゃないけどね(苦笑)。そういう意味では、Chievoという非常に攻撃的なチームを相手に失点0だったのは自信になったんじゃないかな? ともかく、これから数試合、Lazio、Milan、Romaなどの強豪チームとの試合が続く中で、この対Chievoでの勝利がチームに良い勢いをつけてくれるといいのだけども……。

 

そして肝心の俺の方はというと、前半はやっぱり守備に追われることが多かったね。まあ、あれだけ攻められればしょうがないって言えばしょうがないけども……。

ただ、前半も最後の最後に打ったシュート、打った瞬間に入ったと思ったんだけどな~。もう完全に右上隅に飛んでいったから、後は見守るだけだと思ったんだけど……。やられたよ、Romaで元チームメイトだったルパテッリに……。そして、後半の相手が一発退場になったファール、あれはビックリしたね。だって、さてどこにボールを出そう、と思っていたらいきなり地面が見えたんだから……(笑)。でも、正直そんなに痛くはなかったよ。だから、すぐに起き上がろうとしたんだけど、他のチームメイトが“寝ていろ寝ていろ”ってうるさかったんだよね。多分、みんな疲れていて水でも飲みたかったんじゃないかな?(笑)

 

そして得点のシーンは、凄くゆっくり感じられたんだよね。Torino戦の時のループシュートみたいに……。さて、その再現をどうぞ!!(笑)

 

「(トラップをして)さて、どこに打とうかな? さっき(前半)は同じような形から右サイドに打って止められたな~」

 

「よし、じゃあ今度は同じ形から、左サイドに打とう!!(俺から見て)」

 

「(一瞬蹴るフリ)やっぱり相手DFもルパテッリ(キーパー)も右に体が動いた」

 

「(その瞬間)バシッ!!」

 

「DFはボールが近くを通ったのに動けず。ルパテッリは??? あ~触った~。でも、ボールは動いているぞ………入った~~~~~!!」

 

ってな感じかな。

ゴール自体はそれほど格好良くはなかったけど、何よりもこの周りがうるさい状況を黙らせるのには効果的だったね。

それと、Chievoの反撃を静めるためにも……。ただ、自分として悔しかったのは、後半も最後にブレッシアーノから俺のところにあがったセンターリングをきちっと決めきれなかったこと。確かに試合は4-0で勝利が決まっていたとはいえ、ああいうチャンスをきちっと決めきれなかったのには数日間悔やんだよ。ボールの回転を見て踏み込んだつもりだったんだけど、もう1歩足りなかったね。

 

さてと……最後に小話を。

 

「家に泥棒が入った。悔しいから隣の家に泥棒に入った。隣の家の人は悔しいからその隣の家に泥棒に入った。その隣の家の人は悔しいからそのまた隣の家に泥棒に入った。そのまた隣の人は……。そして……、また家に泥棒が入った。いったい、誰が止めるんだろう???」