2001.06.28
2000-2001 優勝、そして…… PART 1
やっとMAILを書く時間が出来た。
といいつつもあまり長い時間はないのだが……。
ともかく、短くても書ける範囲で徐々に書くことにしたよ。
だって、書きたいことがたくさんあるからね……。
さて、ASローマは17日のParma戦を無事勝利で終え、2000-2001シーズンを優勝で終えることが出来ました。応援有り難うございました。
18年ぶりの優勝とあって、ローマサポーターのその騒ぎようったら、TVで見ていた人も良く分かったと思うけれど、本当にすごかったよ。というか、酷かったよ(笑)。ついこの間の日曜日も、チルコマッシモというところで優勝報告会があったらしいね。聞くところによると100万もの人が来たとか……。優勝が決まってから1週間経っているのに、この人なんだから、どれだけの盛り上がりか想像つくでしょ(その前にRomaの人口は何人なんだろう?)。’98のフランスWCでフランスが優勝したときも、凱旋門のところには100万もの人が集まったと言われているけど、WCとは大会の規模が違うからね。まあ、それくらいRomaの人々にとって、セリエAでの優勝っていうのは本当に大切で、嬉しいものだったんだろうね。
じゃあ、ちょっと話を戻して、17日に戻ってみようか。Parmaは4位が確定していたから、勝っても負けても順位が変わらなかったと言うこともあって、前節のNapoliのようなモチベーションはなかったように思う。逆にRomaは勝たなければならないと言うこともあって、最初は硬かったかな。まあ、それも前半のTottiの得点によって落ち着いたけどね。その後はMontella、Batiと役者が揃ってゴールを決めた感じになったね。で、カペッロも俺やDelvecchioに気を使ったかのようにグラウンドに出してくれた。俺はと言えば、もちろん4点目を狙って……と思ってグラウンドに入ったものの、試合はすでに終わっていたんだ。Romaはパスを回して時間を稼ぐだけ、Parmaは特に積極的にボールを取りに行くでもなく、結局なんとな~く時間だけが過ぎていく感じだった。もちろん、俺が4点目を狙えるはずもなく、悲し~っと思っていたところに、ファン乱入!!
ドドドドドドドドドドドドドドッドドドドドドドド・・~~~~~~~~~~~~~~~~~~ーーーーーーーーーーーーー!!
マジであれには参ったね。っていうか、久しぶりに“恐怖”と言うものを味わったよ。人間が周りにたくさんいるところにいたことはあるけど、何千もの人が四方八方から自分に向かって走ってくるのは本当に怖い!! だって、逃げ場がどこにもないんだもん。途中で逃げることは観念したけど、ユニフォームだけは取られるまい!! として頑張った。なぜかと言うと、パンツ一丁が恥ずかしいから(世界中で放送だよ・笑)。って言うのももちろんあったけど、何よりも、試合は終わっていないんだから、途中でユニフォームを取られるわけにはいかないでしょう!!
そういう意味で、グラウンドに入ってきたサポーターたちには、本当に腹が立った。だって、あの行為で、主審があの試合を没収試合なんかにしたらどうなっていたことやら……。これはありえる話だったよ。本当に……。
ともかく、俺は戦った!! 本気で怒って戦った。途中でベンチに逃げ込むことを思いついてどうにか辿り着き、最終的にはユニフォームを守りきったけど、おかげで顔に傷を負ったよ(泣)。鼻の横とおでこに殴られたかして出来た切り傷が……。まあ、裸になるよりはましか……。その後は、ファンも徐々にスタンドに戻り始めて、一息ついた俺はカフーやザーゴなどとともにグラウンドの真ん中でピクニック。あれだけの人の前で、しかも試合途中のグラウンドで日光浴って最高だったよ。マジで横になったら寝そうだった(笑)。その光景はまるで「OFFになったらどこに行く?」とかいいながら井戸端会議をしている感じだったでしょ(笑)。
試合が再開したときには、両チームとも集中が切れていて、終了の笛を待つばかりだった。そして主審さえも、試合終了後にまたもやファンがピッチになだれ込んでくるのを予想してか、残り1分くらいの時には、周りの選手達にグラウンドの出口に早めに行くようにと指示をしていたんだよ。
で、Parmaのキーパーであるブッフォンなんか、自陣のゴールを捨てて近づいていたよね。それには笑った。俺もそれに従いグラウンドの出口に近づきつつ、試合終了の笛。とともにダッっっっっっっっっっ~~~~~~~シュ!! おかげでまたもや俺の純潔を守りきることが出来た(脱がされなかったってこと・笑)。
試合終了後の控え室は、もちろんお祭り騒ぎ!! 水もコーラもシャンパンもすべてプシュッ、プシュッ、プシュッ(炭酸水がビンから勢い良く出る音)!! 野球選手のビールの掛け合いの気持ちが分かったよ。でも、綺麗好きの俺(?)は何よりも控え室に掛けておいたスーツが濡れないか心配で心配で……。ま、結局は濡れてしまって、家に帰るのに着るものがなくて参ったよ(最終的にはどうにか調達したけど)。
この日の俺自身の感想としては、やっぱり今年は試合にたくさん出ていなかったからなのか、最終戦がああいう中途半端な形で終わってしまったからなのか分からないけど、あまり嬉しさや感動はこみ上げてこなかったんだよね。でも、子供のように喜んでいるチームメイト達を見ると、とても微笑ましかったよ(お母さんの気持ち? 笑)。
ともかく、シーズン前の合宿から始まって、シドニーオリンピックがあったり、外国人枠の問題があったり、なくなったり、なんだかんだ大変なシーズンだった。だけど最終的には優勝と言う形で終われてよかったと思う。俺自身サッカーをはじめてから、選手でありながら、コンディションがいいのにも関わらず、試合に出ることが出来ないという、そんな屈辱的な経験をそんなにしたことがなかった。でも、その経験により、今までに気づかなかったことを学んだのも事実。プロである以上はどんな場合でも、コンディションをいつも最高状態に維持しなくてはいけないこと。ちょっと腐って夜遊びをしたことによって、Romaの町も人もちょっとは知ることが出来た事(笑)。その他もろもろ(笑)。
今回は優勝の味を少しなめたくたらいだったけど、来年こそは沢山の試合に出て、自分の力で勝ち得たと思える優勝を目指したいと思います!!
さて、OFFのこととか書くことがあるんだけど、時間がないから次回。
最後に質問です。17日に優勝が決まった後、スタジアムから家に帰る手段として俺がとったものはなんだったでしょう? ちなみに、チームバスでは帰りませんでしたが。ローマ市内は、狂喜乱舞する人で埋め尽くされていました。答えは次回……。