2005.06.04
2006 ドイツ World Cup 王手!!
主審が副審に向けて3本指を立てた。ロスタイムは、3分だろう。実は短いように見えて結構長く感じるこの最後の3分。まだまだ後少し…と思っていたところに突然のホイッスル。最後はあれっ?終わり?という感じで試合終了。
その瞬間は、“勝ったぞー”という嬉しい気持ちよりも“もっと早く試合を決めていればもっと…”というようなちょっと悔しさに似た気持ちのほうが強かった。
この日のバーレーンは、予想に反して“いつも”通りのサッカーを展開してきた。
ホームだし、この試合に負けたらWC出場のチャンスがかなり少なくなるだけにもっと激しく来ると予想してきたのだが。
そういう訳で、日本は前半からかなりの割合でボールを持つ事が出来た。
そして、この日素晴らしい動きを見せていた柳(柳沢)の効果的な動きもあって多くのチャンスを得る事が出来た。
バーレーンの弱点は、この間日本で行われた試合である程度分かっていた。何よりもワンツーに弱いこと、そして、後ろから入ってくる選手に対して、マークが甘いこと、足元の速いパスに対応が遅いことなど…。
正直、前半だけで2、3点取れてもおかしくないほど、昨日の相手の出来は良くなかった。後半も含めたらそれこそもっと楽な展開になっていてもおかしくないはず。それが結果的には“1-0”という接戦をしいられ、最後の最後まで苦しい展開が続いてしまった。日本は全体として、どうも1本余計にパスが多かったり、逆に1歩攻撃に遅い傾向にある。それを今後どうにか改善していかねば…。
守備に関してこの試合で1番重要だったのは、失点を0で抑えること。結果は失点0。これについては最高の結果だと思う。がしかし、細かい問題点は多々あった。前半、相手に攻め込まれた時の多くの場合は自分達のミスによるものだった(この場合のミスは技術的なものではなく戦術的、ポジショニングのミス)。そして後半、体力的にきつかったというのも確かにあるけども、やはりチーム全体として引いてしまい、相手の攻撃を増長させる結果となってしまった。まあ、もちろんそこで反対に速攻を仕掛かけて得点を取る、という明確な意図があってわざとやっていればいいのだが…。
そして何よりも気になったのは、特に後半に自分達の意思でボールをキープする機会が多かったのだが(相手に持たされていたわけじゃない)、その時に余裕を持ってきちんとパスが回せなかったところ。かなり時間的にもスペース的にも余裕があるのにも関らず、相手に追い込まれて取られてしまう。やはり強いチームというのは、パスを回す時と攻撃にかかるときのペースチェンジが非常に上手い。
日本はその点ではまだまだ未熟だと思った。
もちろん、悪いことばかりじゃない。この日久しぶりに先発をした柳は、本当に素晴らしい出来だった。早い動き出しからパスコースを作り確実にキープをしたり、他の味方へのスペースを作ったり…。これによって攻撃のオプションが多く出来た。確かに得点は無かったが、昨日の試合のOne Of The Bestだったことには間違いない。
そして俺のほうは、体調もよく、体も良く動いていたけども、さすがに最後はばててしまった。まあ、最初から90分持たなくてもいいから、とにかく飛ばして行こうとは思っていたんだけども…。
ただ、何よりも悔やまれるのは、得点が取れなかったこと。やっぱり自分で得点を取って勝ちたかったな~。笑。それが出来るだけのスペースとチャンスもあったと思うしね…。
もっとシュート練習を徹底的にして、遠くからでも決められる精度を身に付けねば…。
それにしても、レフリーの判定に対しては基本的に何も言いたくはないんだけども、あのイエローは本当に残念。それまでのジャッジを見ていれば、なんでもないようなプレーだったと思うのだが…。結果、次の北朝鮮戦には出られないことになってしまった。
が、タイにはチームと同行する。試合には出られなくても、チームに対して俺が出来ることはあると思うし、この後にはコンフェデもあるしね。
ともかく、チームの勝利を信じ、次の試合で“2006年ドイツWC”出場を決めて日本に帰りたいと思う。