日本の酒蔵が世界のソムリエに向け、日本酒セミナーを実施!
日本酒オリジナルカクテルもフォーシーズンズホテルに登場
元ACミラン クラレンス・セードルフ氏が経営する和食レストランでの本まぐろ解体ショーも大盛況!
日次:2015年6月23日(火) (イタリア現地時間)
1.酒蔵によるSAKEセミナー
2.Whats‘ AP(日本酒オリジナルカクテルお披露目)
3.マグロ解体ショー&日本酒フェスタ
場所:イタリア・ミラノ/ Four Seasons Hotel Milano(フォーシーズンズホテルミラノ)ほか
出席者:中田英寿、日本各地の酒蔵の方々、 世界各国のソムリエなど
日本の酒文化を世界に発信するプロジェクト「SAKENOMY Project supported by e仕事(サケノミ- プロジェクトサポーテッドバイイーシゴト)以下「SAKENOMY」を「2015年ミラノ国際博覧会(以下、ミラノ万博)」が開催されるイタリア・ミラノにて、2015年6月20日(土)から6月24日(水)の間、期間限定オープンしています。(http://nakata.net/milano2015/)
6月23日(火)(イタリア現地時間)には、「SAKENOMY」プロジェクトに参加している日本各地の酒蔵自らが、日本酒の知識を現地ソムリエらにレクチャーする「SAKEセミナー」をFour Seasons Hotel Milano(フォーシーズンズホテルミラノ)にて実施いたしました。
「SAKEセミナー」に参加したのは、世界各国から集まったソムリエら約30名。紀土の生産者である平和酒造の山本典正氏によるセミナーでは、日本酒の製造方法をはじめ、ワインと日本酒の違い、イタリアンフードとのペアリング方法などをレクチャー。伯楽星(宮城)、八海山(新潟)、天狗舞(石川)、紀土(和歌山)、磯自慢、初亀(静岡)、東洋美人(山口)、横山五十(長崎)など日本を代表する蔵元より日本酒が振る舞われ、参加したソムリエたちは銘酒の数々に舌鼓を打ちました。講師の山本さんは「世界のソムリエの方々に日本酒の魅力を伝えられて感慨深い。早く“SAKE”もワインと同じように世界中で飲まれるものになる日がくればいいですね」とコメント。
セミナーに参加したイタリア・プロ・ソムリエ協会会長 ジュゼッペ・ヴァッカリーニ氏は、「日本酒の美味しさだけでなく、その多様性や奥深さを知ることができた。日本酒は和食だけでなく、イタリア料理にも合うことがわかり、日本酒の可能性を感じた」と日本酒の魅力について語りました。
セミナー後、同ホテルにて開催された、毎月テーマを決めたカクテルが紹介されるアペリティーボイベント 「Whats‘AP」にも酒蔵が参加。
伯楽星を使用した日本酒オリジナルカクテル「sole d’oriente(ソーレ・ドリエンテ)」英:Oriental Sunが披露されると、自身の蔵元の日本酒がカクテルに使用された㈱新澤醸造店の新澤巖夫さんは「ミラノでいちばん格式の高いホテルのイベントに採用されて感激。飲んだお客様から『日本酒がこんなに美味しいと思わなかった』と言ってもらえたのが嬉しかった」と興奮した口調で語っていました。
同日夜には、元ACミラン クラレンス・セードルフ氏が経営する人気の和食レストラン「Finger’s Garden(フィンガーズガーデン)」にて、「マグロ×日本酒」イベントを実施。セードルフ氏のほか、ファッションデザイナーのニールバレット氏やデザイナーの森田恭通氏らも駆けつけ、レストラン内で本マグロの解体ショーを開催。イタリアのジャーナリストをはじめ、ミラノ万博でイタリアに来ていた多くの観光客に日本食の魅力を伝えました。
マグロの刺身やトロのにぎり寿司を口にしたイタリアのアレキサンドロ・カンナボーさんは、「魚と日本酒の相性は抜群。新鮮で濃厚な味わいのマグロの刺身にも驚きました」と美味しさに魅了された様子。
セードルフ氏は、「友人の中田がやっている日本酒や伝統文化を広める活動は世界でも受けられると思う。自分が共同経営をしているこのフィンガーズガーデンも創作和食を提供してミラノで広く受け入れられているので。今後も中田とは、日本とイタリアを一緒に繋ぐ活動を一緒にやっていきたい」とコメント。
この日、すべてのイベントに出席した中田は、「さまざまな形で多くの方々に日本酒の美味しさをアピールできたのがよかった。今回は、ミラノ万博、ファッションウィークがひとつのきっかけになりましたが、少しずつでもいいから、日常的に本格的な日本酒を楽しんでもらえる環境ができていくといいですね」とこの日の手応えを語りました。
活動の様子はこちらから↓
http://nakata.net/milano2015/